豊かな「市民社会」元気な「老若男女共同参画社会」を目指して、シニア世代の役割を見直し、知恵を生かして行動します
一般社団法人シニア社会学会
人は始めることを忘れなければいつまでも若い
地球環境問題は、どの国どの民族という個別の地域それぞれの利害関係を越え、80億の 人類の現在と未来にかかわりがある。この環境問題の創造的な克服を目指すSDGs(持続可能な 開発目標)は2015年の国連総会で全加盟国の賛成をえて制定された。シニア社会学会 メンバーがSDGsの構想に賛同し、一生活者として挑戦していることは、「人は始めること を忘れなければいつまでも若い」(マルチン・ブーバー)ということばを日常的に受け止め、 実践しているということだ。近所の書店で、ポスト・コロナの道しるべと書かれた新書の帯の惹句にひかれて、 蟹江憲史『SDGs・持続可能な開発目標』(中公新書)を購入し、私にもできそうな 事項を探すと、老若についてのエイジング言説はSDGsの立派な問題群のひとつと承知した。
真面目に検討しているうちに手元が狂い、パンドラの箱のふたを開けてしまった。市長職と
大学卒業証書(実は私はこの話題の人物が市長をしている自治体に住所がある)の一件を含め、
出てくるは出てくるは、簡単に結末に至らない不思議なやり取りが行われている。しかしこれ
こそが世間というものの在りようなのだ。事柄の展開が“売り手よし、買い手よし、世間よし
”の“三方よし”で民意を取りまとめ、その着地点を上手に始末しうるかどうかは見ものである。
NHKの朝ドラ「あんぱん」は、戦前昭和の時代相と重なっているので、興味津々で見ているが、
時代を若干体験している者としては戦中戦後のざらざら感が薄い感がある。
それは戦前昭和の20年間の幾多の困苦の積み重ねから見えてくる実態はパンドラの箱の中に
「悪」の符牒が付けられ収められている。ゆえに、大正デモクラシーで知りえた歴史的経験は
パンドラの箱の底に残っていて、希望の符牒が付けられているはずだ。この国民的経験は希望の
乏しい1945年以前の生活体験との対比で、1945年以降につながる国民的な希望の例証として
有意に語ることができる。ゆえに「あんぱん」はうまいのだ。
2025年9月
一般社団法人シニアシニア社会学会
副会長 濱口晴彦
事務局冬期休業のご案内 
2025年12月25日(木)~2026年1月5日(月)は事務局休業いたします。
2025年度研究会合同イベント開催案内 
第10回研究会合同イベントは、ライフプロデュース研究会が担当します。AIと聞くと「難しそう」? 実は「AI」こそが、シニアの暮らしに寄り添う新しいパートナーです。 本イベントでは、生成AIの基本と安全な使い方を実践を交えて紹介した後、AIの可能性と課題を テーマにディスカッションします。どなたでも参加できますので、自分に合ったAIとの付き合い方 を見つけてください。
【 オープン講座ですので、会員以外の方の参加も歓迎いたします 】
■テーマ:「今日からできる はじめよう やさしいAIとのシニアライフ」
■ 開催日時:2026年 3月21日(土) 14:00~16:00
■ 開催主体:ライフプロデュース研究会
■ 開催場所:ちよだプラットフォーム401会議室 (オンラインはございません)
■ 対象者 :生成AI初心者、未経験者
■ 参加費 :1,000円(学生無料)
■プログラム
◆オープニングセッション:「生成AIとはなにか?」
渡邊哲哉 (当学会会員、民間企業で生成AIを活用している)
◆実践セッション:「生成AIで“できること”」
ライブ実演:渡邊哲哉
◆トークセッション:「AIとどう向き合うか?」
積極派:中村昌子(当学会理事、グリーフカウンセラー、ペットロスカウンセラー)
慎重派:柴本淑子(当学会理事、フリー編集者 元シニア誌『毎日が発見』編集長)
◆クロージング:「今日からの一歩へ」
※ お申し込み方法は、来月掲載いたします。
【東京家政学院大学 特別講座のお知らせ(シニア社会学会後援)】予告 
「東京家政学院大学でまちづくりを学ぶ あなたも地域プロデューサーになりませんか?」東京家政学院大学大学院では、講座「生活経営学特論」を一般参加者も受講可能なプログラムとして開放しています。 修了者にはまちづくり人材である地域プロデューサーの資格を授与します。
みなさまの受講をお待ちしています。
<講座概要>
■開講科目:生活経営学特論
■開講場所:東京家政学院大学 千代田三番町キャンパス第1会議室 *原則対面で実施
■開講日程 令和8年度(2026年度)前期 集中/校外授業2回(松が谷団地、那須まちづくり広場)
■受講方法:受講するには科目等履修生の出願手続きが必要(大学院の科目等履修生ですので大学卒業が要件です)
■担当者:井上清美(東京家政学院大学現代生活学部 准教授)
佐野潤子(東京家政学院大学現代生活学部 教授)
■協賛:西武信用金庫/後援:(一社)コミュニティネットワーク協会、(一社)シニア社会学会
プログラム、出願方法等の詳細につきましては特論チラシをご覧ください
社会情報研究会より:サイバー犯罪への注意喚起 
高齢者に限らず、スマホや電話を通じてお金を搾取される犯罪が増えています。 社会情報研究会で調べた事例や対策を、ご紹介してまいります。
自分は大丈夫と思わないことが大切です。
【SNS型投資詐欺に注意!】2025/12/15 
SNSからの儲け話には注意!
「著名人による無料の投資セミナー」「必ずもうかる」など、甘い言葉にご用心!
SNSのダイレクトメッセージで接触後、被害者をLINEなどの他のSNSに誘導し、
「株や暗号資産に投資すれば利益が得られる」などと言葉巧みに被害者を信用させ、
最終的に、「投資金」や「手数料」などという名目で、ネットバンキングなどの
手段により、金銭等を振り込ませる詐欺の手口です。
一度だまされると、詐欺と気付くまで、お金を何度も振り込んでしまい、1,000万円以上の高額被害になってしまうことも。
●気を付けるべきポイント
1つでも当てはまったら、お金を振り込む前に、迷わず警察に相談を!
◆SNSのダイレクトメッセージに注意
◆投資先が実在しているか・国の登録業者かどうか
◆「必ずもうかる」「あなただけ」といった文言に注意
◆投資を勧めている「著名人」がなりすましでないか
◆投資に関係する「暗号資産」や「投資アプリ」等が実在するか
◆振込先の口座に不審な点がないか
出典:警視庁SOS47、特殊詐欺対策ページ
【ニセ警察詐欺に注意!】2025/11/17
その警察官、ホンモノですか…?
自宅の固定電話や携帯電話あてに、警察官を名乗り、
◆「あなたの口座が犯罪に使われている」
◆「あなたの携帯電話が不正に契約された」
などと様々な理由をつけて、「資産を保護する」、「口座を調査する」などといって、現金をだましとったり、振り込ませたりする詐欺の手口が増加しています。
警察官役の犯人は、「あなたは逮捕される」などと不安を煽ったり、偽の警察手帳や逮捕状を見せてくるケースもあります。
電話会社や総務省等を名乗り、「携帯電話の未納料金がある」などといった後に、警察官役に交代するケースや、SNS・ビデオ通話での連絡に移行するケースもあるので、注意が必要です。
被害額は70歳代が127.4億円で最多です。
●こんなことは絶対にありません!!
◆警察官が、電話で捜査対象となっているなどと伝えること
◆メッセージアプリで連絡をすること
◆警察手帳や逮捕状の画像を送ること
◆個人のスマートフォンに突然ビデオ電話をすること
ひとつでも当てはまる場合、怪しいなと思ったときは・・・
電話やビデオを切って、対面で最寄りの警察署へ相談してください。
相手から示された番号には、決して折り返さないでください。
出典:警視庁SOS47、特殊詐欺対策ページ
【SNS型ロマンス詐欺】2025/10/13
●実際に会ったことがない人からお金の話をされたら要注意
SNSやマッチングアプリなどを通じて出会った者と、実際に直接会うことなくやりとりを続けることで恋愛感情や親近感を抱いてしまい、金銭等をだまし取られてしまう詐欺です。
●《手口の一例》
1.SNSやマッチングアプリでやり取りがスタート 2.他のサービスでやり取りをするよう持ちかけられる 3.恋愛感情を抱かせるようなメッセージが送られてくる
翻訳アプリや生成AIを利用すれば、誰でも簡単に他人になりすますことができます。会ったことがないのに、投資や結婚費用等の名目で金銭等を要求された場合は、詐欺を疑ってください!
出典:警視庁SOS47、特殊詐欺対策ページ
【架空料金請求詐欺】2025/9/15
●「コンビニで電子マネーカードを買って、カード番号を教えて」は詐欺!
インターネットサイト事業者などを名乗る犯人から、インターネットの未納料金が発生しているなどの名目で、携帯電話にショートメッセージ(SMS)が送られたり、法務省や裁判所などの名称で自宅にはがきが送付されることにより、実際には使用していない料金を支払わせようとする詐欺です。
SMSやはがきを受け取った被害者が本文に記載された電話番号に電話をかけると、「払わなければ裁判になる」「今日払えば大半が返金される」などと言われ、払ったほうが良いと思い込まされてしまいます。
●被害を防止するために…
事業者、法務省や裁判所などが「未納料金などの支払い」の名目で、コンビニエンスストアで、電子マネー(プリペイドカード)を購入させることは絶対にありません。
出典:警視庁SOS47、特殊詐欺対策ページ
新規会員随時募集中
シニア社会学会は、どなたでも入会できます。
入会申込書に必要事項を記入の上、事務局にお申込みください。
◆入会案内へ◆
研究会開催案内
「社会保障」研究会
| 176回「社会保障」研究会開催のお知らせ |
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(1)日 時:2025年12月17日(水) 18:00~20:00 (2)報告者:近藤和子 小さな灯台プロジェクトリーダ(看護師) (3)テーマ:「尊厳と安らぎの幸福な看取りを求めて」 (4)オンラインで開催いたします。 参加を希望される方は、 阿部 fujiko-s@jeans.ocn.ne.jp (@は、半角にしてメール送信ください)にご連絡ください。 ※ご質問がございましたら、阿部までご連絡下さい。 |
「シニア社会のリテラシー」研究会
| 第111回「シニア社会のリテラシー」研究会開催のご案内 |
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(1)日 時:2025年12月18日(木) 15:00~18:00(開催済) (2)場 所:早稲田大学国際会議場 4階第7共同研究室 (3)テーマ:「バーソンズのAGIL図式に基づくコミュニティ分析」 (4)発表者:大下勝巳 (5)参加費:300円 *お問い合わせ等は、島村(ken-sima1941@jcom.home.ne.jp)までお願い致します。 |
「災害と地域社会」研究会
| 第79回「災害と地域社会」研究会開催案内 |
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(1)日 時:2025年10月22日(木) 18:00~20:00 (2)会 場:早稲田大学26号館1102会議室 (3)報告者:カルメン・グラウ氏(地域社会と危機管理研究所 招聘研究員) (4)テーマ:「バレンシアにおける水害管理:【第2回調査】洪水対策改善と国際会議参加」 (5)開催形式:会議室対面とZoomのハイフレックス開催 ※ お問い合せ、お申し込みは、松村 治(o.matsumura@kurenai.waseda.jp)までご連絡ください。 |
「社会情報」研究会
| 第63回「社会情報」研究会開催のお知らせ |
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(1)日 時:2026年1月21日(水) 15:00~17:00 (2)場 所:Zoom開催 (3)報告者:全員で検討 (3)概 要:「八巻さん担当講座の内容について検討」 *参加ご希望やお問い合わせ等は、担当:森(moriyasu@ied.co.jp)までお願い致します。 |
「YNSやまぶき任意後見サポート会」
| 第63回「YNS やまぶき任意後見サポート会」開催のお知らせ |
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(1)日 時:2025年12月27日(土) 18:30~20:30 (2)場 所:品川区東大井 5-18-1 きゅりあん 第二グループ活動室 (3)テーマ:人形劇その他 死後事務契約等の、人形劇、寸劇など行います。劇団員募集しています。 (4)発表者:YNS やまぶき任意後見、アワーズ、シニア社会学会員 *お問い合わせ等は、担当:鈴木眞澄(mme_masumi@yahoo.co.jp)までお願い致します。 |
「ライフプロデュース」研究会
| 第68回「ライフプロデュース」研究会開催のお知らせ |
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(1)日時:2025年12月27日(土) 15:00~17:00 Zoom開催 (2)テーマ:第10回研究会合同イベントの内容について検討 担当・渡邊哲哉(当学会会員) ※ 合同イベントの概要は、「2025年度研究合同イベント開催案内」をご覧ください。 ※ご連絡ご質問は、中村までご連絡ください。(nakamurayoshiko6@gmail.com) |
新着情報
2025.12.15 JAASNews第316号を掲載

2025.11.17 JAASNews第315号を掲載 
2025.10.13 JAASNews第314号を掲載 
2025.7.14 学会誌「エイジレスフォーラム23号」の目次を掲載しました
2025.2.17 社会情報研究会による「高齢者のデジタル・インクルージョン達成のための方策に関する探索的研究」
報告書を掲載しました。
2023.12.19 活動についてに活動評価委員のコメント第3回を掲載しました
2023.11.20 活動についてに活動評価委員のコメント第2回を掲載しました
2023.10.17 活動についてに活動評価委員のコメントを掲載しました
2022.6.29 事務所移転しました
新住所
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-21
ちよだプラットフォームスクウェア1037
2021.12.07 2021年8月8日(日)に行われた板倉真琴監督「ひとと原発」上映対談会の記録を掲載 
2020.1.20 「災害と地域社会」研究会2016―2018年度報告書を掲載
(4.2MByte)(ファイルの容量が大きいのでお気をつけください)
3/13内容に修正があったため、差し替えております。
2019.11.11 第5回シンポジウム「あれから 8 年-<二点居住>という生活のかたち 」の記録を掲載 
2018.8.6 第4回シンポジウム「あれから7年~私たちはフクシマをわすれない~」の記録を掲載 
2017.4.19 「災害と地域社会」研究会2015年度報告書を掲載
(3.7MByte)
(ファイルの容量が大きいのでお気をつけください)
2017.3.8 2016年11月19日に開催したシンポジウム「(第3回)私たちはフクシマをわすれない」の記録を掲載 
2016.4.28 「コミュニティ学のススメ-ところ定まれば、こころ定まる」要録を掲載 
2015.9.24 「災害と地域社会」研究会2014年度報告書を掲載
(8.5MByte)
(ファイルの容量が大きいのでお気をつけください)
2015.4.16 「あれから5年~私たちはフクシマをわすれない~」要録を掲載 
2014.10.8 「災害と地域社会」研究会2013年度報告書を掲載 
(この報告書目次のタイトルをクリックすると、各章に跳びます。)
2014.7.4 機関誌「エイジレスフォーラム」投稿規程を掲載 
2013.7.8 「濱口研究会10年・100回記念号―シニア社会のリテラシー」頒布のお知らせ
2012.4.12 2011年度WAM助成事業「ICTによる高齢者孤立防止モデル普及事業 報告書」
を掲載
2011.4.1 2010年度WAM助成事業「ICTによる高齢者孤立防止モデル開発事業 報告書」
を掲載
2010.5.1 ホームページをリニューアルしました。



