定点観測調査プロジェクト

シニア世代の価値観・意識の変化やライフスタイルの実態を、毎年定点的に調査していくプロジェクトです。当学会の会員である各種団体の希望を集約し、協力しあって大型の調査をめざします。

第1回会合01.12.19 まずは、ライフスタイル調査の経験ある会員7名が、初顔合わせを行い、本年からの本格研究発足にむけて下打ち合わせをしました。研究・討議を本格的に発足させる段階で、会員の皆様に概要をお知らせいたします。
第2回会合02.01.30  
第3回会合02.02.18  
第4回会合02.03.18  
第5回会合02.04.15 定点観測の枠組みについて議論
第6回会合02.05.13 当学会の目的に沿った意識調査を行うという今後の方向を決めた。
第7回会合02.06.17 第一回大会分科会で出た意見を参考にしながら引き続き定点観測の枠組みについて議論。
第8回会合02.07.15 当プロジェクトでは、少子高齢化(=シニア社会化)が進む中
で、「エイジレス社会」への歪みが各世代にどのように潜在しているのか(A)を探ること、そうした社会で、シニア世代の活力がどのように育まれ、どのような方向を目指しているのか(B)を探ること、この二つの観測方向が議論されてきました。        
6月の第7回定例会で、未だ「エイジレス社会」の明確な像を結び得ず、当面は「シニア世代観測(B)」を課題とすることにしました。  ここでは、「シニア世代」を対象とした調査事例の研究から、当プロジェクトの観測データに、シニア社会学会としてのユニークさがどのように盛り込めるかが最大の問題点となっています。
        
第8回の定例会では、「われわれは何を継承できるのか(=エリクソンを中心に考えるグループ)」の報告や進化生物学における「おばあさん仮説」の紹介から、祖父母の権威(=愛情?)を否定する傾向や高齢者のスピリチュアリティ問題が語られました。今や高齢者は被害者から加害者になりつつある現実も指摘されました。「学会らしさ」を探る営みは、右往左往しながら進んでいます。
第9回会合02.09.02 シニア社会学会らしい調査とは何かというこれまでの議論をふまえ、具体的なアンケートの枠組みの検討に入り、3つの事例研究から、コーディネータが集約した8つのアンケート項目につき、個々に「学会らしい調査内容は何か」の検討を行い、年度内に、プリテストを繰り返すことで成案をまとめる方向を確認しました。
        
第9回会合では、「住居」と「仕事」の調査内容について意見を交換し、以下の視点が出されている。
「住居」:「住み替え」の意識と形態・「地縁化」か「好縁化」
     か・海外生活(田舎暮らし)・グループリビング
「仕事」:家庭内での役割(仕事)・地域活動・最長職と最終
     職・「稼ぎ」か「仕事」か・仕事(職業)の倫理(感)
     と「帰属意識」(〜内部告発現象)・「定年」につ
     いて・スキルやノウハウ の活用と伝承(「老い構え」)
第10回会合02.10.21 年度内に、質問ごとのプリテストを重ねながら成案をまとめていきますが、このプリテストに当学会会員の協力を求めたいと考えています。この日は、方式としてメールアドレス保持者にメールでの応答を依頼するやり方なども検討しましたが、セキュリティ問題を含めた方法論については、事務局とともに引き続き検討することにしました。
        
*アンケート項目の検討に当たって、お茶の水女子大学「袖井教室」メンバーの尽力で、既存アンケート調査からアレンジした「調査表モデル」が提供されました。事例研究から抽出した8項目を網羅しており、項目別アンケート内容の検討に示唆するところが多く、以下の項目検討で参照しました。
        
*「余暇時間」:むしろ「自由時間」としてとらえる。多種多
様な「趣味」の人気投票でなく、その「趣味」に、どのような
QOL(Quality of Life)を求めているのか。その現状と、5年後、10年後の期待はどうか。生涯現役=エイジレス社会への挑戦意欲とその課題はなにか。趣味や楽しみなどの「レベル」の自己評価はどうか。
        
*「健康」:実年齢に対する「健康年齢」の把握=精神的健康尺度は?。筋力尺度(筑波大)の検討・・・。時間が足りず、次回以降も検討を続けます。
これらについての会員諸氏からのアイディアを歓迎します。
第11回会合  
第12回会合  
第13回会合03.01.20 この一年、座長(中西武夫氏)を中心に定点観測調査の全体的あり方など、まず総論的討議が3回前後行われ、次いでシニアの意識・生活・活動局面など8つに分類された領域のそれぞれについて、各論的討議が順次重ねられてきました。
1月20日の定例会で、昨年末から宿題になっていた生活形態・仕事・余暇時間・健康・人間関係・生活意識・経済環境・介護など8領域の各分担者から、質問設計案が持ち寄られ、各領域の検討・チェックが行われ、2月の例会(2/17・予定)では、これらの修正・追加に関する討議を経て、当学会の会員を対象に順次行っていく領域ごとのミニ調査(ハガキによる100人アンケートなど)の詳細が検討されます。
さらに、ようやく会員の方々から自由にご意見を伺える素地ができましたので、検討に参加していただく機会の持ち方についての具体案を次回に提案することとします。
第14回会合03.02.17 この定例会では、シニアの健康・社会意識・仕事など8つの分野に分けて分担した質問原案の修正討議と、今後の進め方の方法論が検討されました。
これからこのプロジェクトは、シニアの意識・行動を定点的に調査していくために今回準備された質問票の原案をよりよくするため、会員の中から抽出された約100人の方々を対象にしてプリテストの段階に入ります。
この
100人の方々には、やがて詳しい説明と共に、協力をお願いする依頼状が届くことになりますのでよろしく。
また同時に、質問票を全会員に並行して公開し、自由にご意見を寄せていただく方法も検討します。これらは関係者間でさらに詰め、詳細は次回のニュースでお伝えいたします。
第15回会合
03.03.17
第1回アンケート「人間関係-社会生活」「生活意識」について
調査項目の検討
第16回会合
03.04.21
第1回アンケート「人間関係-社会生活」「生活意識」について
調査項目の再検討
5月中旬から100名の方に協力をお願いし、プリテストに入る
第17回会合
03.05.19
第1回アンケート集計にあたっての集計方法の検討
第18回会合
03.06.16
第1回アンケート結果の検討
この結果は、第2回総会で発表
第19回会合
03.07.14
第2回アンケート「すまい」「介護」
第3回アンケート「仕事」「経済」
についてアンケート結果の検討
第20回会合
03.08.18
第4回アンケート「健康」「余暇」
について結果の検討 
第21回会合
03.09.08
8つの分野のまとめ
さらに加えるべき項目の検討
第22回会合
03.10.14
定点観測次フェーズに向けて、必要な手順の確認 

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