◆第6回例会:5月9日(金)早稲田大学高田牧舎2階会議室で15名が参加し開催されました。 テーマは @貴志義高氏による研究テーマの提案『健康調査から垣間見たシニア像へのひとこと』の講義と、大島洋氏によるシニア像の仮説解説と意見交換が活発に行なわれました。 先ず貴志氏からは、社会的健康とスポーツとの関連性を探ることを目的に平成14年10月、日野市で実施した調査を基にまとめられたシニア像の提案がパソコン画面で説明されましたが、ポイントとしてスポーツ習慣の定期実践者ほど及び大勢の運動仲間とスポーツする人ほど社会的健康度は高いとの結果が出て、スポーツの社会的健康度への関わりの高さが浮き彫りにされました。
大島氏による『シニア像の仮説』は、11の仮説が配布資料にそって解説されました。濱口座長から、意見交換して仮説をよりいいものに変えて行き、いずれ命題集を編集したいと考えており、命題集はシニア像を考える上でいいきっかけになると思うとの話しもあり、活発な意見交換が行なわれました。なお、次回も引き続き『仮説』の論議が予定されています。みなさんも『シニア像の仮説』を考えてみませんか。
◆第7回例会:6月27日(金)午後6時から早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で、17名が参加して開催されました。テーマは @桂山元明氏(当学会理事)による提案「望ましいシニア像研究会に期待するもの?他研究会とのコラボレーションに依る攻めの戦略への提案」 A荻野義雄氏(会員)による提言「望まれるシニア像(体験から)」の2つのリポートが行なわれました。先ず桂山氏からは、シニア社会学会が上昇気流に乗るためには、当研究会は全ての研究会にも関連するテーマでもあることから、他研究会と連携し共同作業することも含めて、攻めの行動することが必要であるとの提案がなされ、その後参加者から活発な意見交換がありました。一方、荻野氏からは、自分の体験を通じて得たシニア世代が抱える重要課題について提言が行なわれました。
◆第8回例会
7月29日(火)早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で、16名が参加して開催されました。今回は 今井純子氏(当学会会員)によるテーマ「望ましいシニア像〜こころも望ましい?」のリポートが行なわれました。
今井さんは、老年期は発達心理学的にはどういう時期であるのか、また老年という時期の社会的貢献についてはどう考えればよいのかという問題意識にそってまとめた資料により解説がありました。そして「望ましいシニア像」は、固定されるものではなく現代を生きる私たちを取り囲んでいる‘歴史・経済・文化などの履歴と現象’に関わりながら、そして個々のもつ履歴を省みつつ生かしながら、考えてゆくものだと主張されました。その後参加者から活発な意見交換がありましたが、濱口座長からは、E.H.エリクソン説はうまく出来ているが難しい点もある。老年期を英知としているが他の期にあってもよいのではないか。いま生きることは難しい時代であるが、老いることは価値のある時代としなければならない、との感想が述べられました。
なお特記事項として、当研究会では第9回の研究会までを第1ステップとして、研究会報告書を作成することになりました。全員参加の報告書にしたいという濱口座長の意向で、当研究会に1回でも参加された方からも感想・要望・提案の寄稿をいただきたいと考えています。ご協力の程よろしくお願いします。
◆第9回例会
9月29日(月)早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で、24名が参加して開催されました。今回は 村岡昇氏(シニア社会学会学生会員)から「21世紀に生きる望ましいシニア像の分析」と題してリポートが行なわれました。村岡さんは、現在濱口ゼミの研究生であり、その研究テーマを基礎にしたプレゼンテーションでしたが、望ましいシニア像を企業に勤務するサラリーマンに焦点を絞って掘り起こされました。日本的経営の崩壊と少子高齢化の今日、企業が望む「望ましいサラリーマン像」が経験によって補えるものならば、年齢は経験と知識の財産であり、企業に大きく貢献出来るであろう。そしてそれらを可能に出来る者こそ「望ましいシニア像」の姿と言えるのではないか と主張されました。その後参加者から質疑・意見が交わされましたが、特に女性会員からの活発な発言多くありました。最後に濱口座長からは、「定年のライフスタイル」誌の抜粋資料が配布され、構造式から「望ましい」ということのレベルの違いについて解説が行なわれました。
◆座長:濱口晴彦・創造学園大学教授・早稲田大学名誉教授 (当学会理事・運営委員長) ◆会の趣旨(要旨): シニアとはどういう人たちなのか、何歳から何歳までをいうのかという基本的な問いや、シニアはどこから来てどこへ向かっているのかという時間と空間の中で起こっているシニア現象をめぐる数々の謎がある。シニアの動向はいわば21世紀型台風の眼なのである。その風力、形態、影響の及ぶ範囲などを検討し、その向こう側に仄かに見えるものを見届けたい。キーワード:長寿化、世代継承性、雇用・年金問題、社会的活動、役割期待、健康、自己決定進め方:座長が初めの数回問題提起をかねて考え方を話す予定。 |
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◆第6回研究会 2月17日(金)早稲田大学高田牧舎で19名が参加して開催。テーマは、大島洋氏による「老若共同参画社会とは、どういう社会か」と題しての講義と提言でした。質疑の後、濱口座長から「社会をどう考えるか」についての総括がありました。 第7回研究会は、3月17日(金)10時30分から12時30分まで、早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で行います。(時間が変更になっています。ご注意ください。) テーマは、「図解による老若共同参画社会について」 講師は荻野義雄氏です。参加希望、お問い合わせ等のある方は、事務局当研究会担当の島村までお願いいたします。(島村記) |
◆第5回研究会 2006年1月20日(金)早稲田大学高田牧舎で26名が参加して開催されました。テーマは、前回に引き続いて尾澤達也氏(理事)から「エイジング」についての講義と、馬場守氏による意見具申「当研究会に対する問題提起」でした。 質疑の後、濱口座長から、老若共同参画社会とは「普通の社会」であり、社会がある限り「老若共同参画社会」がある。どのようにして「普通の社会」をつくるのかが課題であると総括がありました。 第6回研究会は、2月17日(金)17時から19時まで、早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で行ないます。テーマは、「老若共同参画社会とは、どういう社会か」 講師は大島洋氏です。 参加希望の方、その他お問い合わせ等のある方は、事務局当研究会担当の島村までお願い致します。 (島村記) |
◆第4回研究会 12月16日(金)早稲田大学にて22名が参加して開催されました。 テーマは、「エイジング」について尾澤達也氏(当会理事)の講義でした。「美しく年を重ねるーサクセスフル・エイジングに向けて」のタイトルで、スライドとVTRにより解説がありました。 質疑の後、濱口座長から、エイジングには心と愛の問題が大切であり、愛は社会レベルで考え、いま再構築すべき時であると総括がありました。なお、研究会終了後忘年懇親会を催しました。 第5回研究会は、1月20日(金)15時30分から17時30分まで(開始時間が変更になっていますので、ご注意ください)、早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で行ないます。 テーマは、@講義「エイジング」について(そのU) 講師:尾澤達也氏 A提言「当研究会に対する意見具申」 馬場守氏です。 参加希望の方、その他お問い合わせ等のある方は、事務局当研究会担当の島村まで。初めて参加の方大歓迎。多数の方の参加をお待ちしています。(島村記) |
◆第3回研究会 11月18日(金)早稲田大学・高田牧舎2階・人総研会議室で23名が参加して開催されました。テーマは、2つの講義と意見交換でした。先ず福元公子氏から「高齢社会対策基本法」について、次いで永澤秀夫氏から「男女共同参画社会基本法」についての講義と提言がありました。 意見交換の後、濱口座長の総括として、二人の方から大変いい情報提供と提言があったが、このような情報提供は続けて行きたい。今後事実とそれに対する意識との繋がりを深め積み上げて行くことが、当研究会の課題であると述べられました。 第4回研究会は、12月16日(金)16時から18時まで早稲田大学・高田牧舎2階・人総研会議室で行ないます。テーマは、「エイジング」についての講義と意見交換。講師は尾澤達也氏(当学会理事)です。なお、研究会終了後、忘年懇親会を予定しています。 |
◆第2回研究会 10月21日(金)早稲田大学で23名が参加して開催されました。 テーマは、当研究会のあり方について各人から提出されたリポートの発表が行なわれました。濱口座長の総括として、 (1)各人の報告は多様性と共に共通性があること。 (2)5つのことばにまとめることが出来ること。すなわち@広める A深める B研める(キワメル) C貢献する D関わる の5つである。 (3)そして当研究会の位置付けとして、@運動体としてどうあるべきか A研究会としてどうあるべきか B参加者の問題意識と主体性の問題 に集約することが出来ると述べられました。 第3回研究会は、11月18日(金)17時から19時まで、早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で行ないます。テーマは、2つの講義と意見交換です。 (1)「男女共同参画社会基本法」について 講師:永澤秀夫氏 (2)「高齢社会対策基本法」について 講師:福元公子氏です。 |
◆第1回老若共同社会研究会 第1回「老若共同参画社会」研究会は、9月16日(金)早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で26名が参加して開催。 濱口研究会第2弾のスタートということで、参加者は「望ましいシニア像」研究会からの継続参加者に加え新規参加者9名。盛況な研究会のスタートとなりました。 先ず、濱口座長から話題提供という主旨で、座長が平成15年に発表された「老若共同参画社会という考え方について」並びに「老若共同参画社会基本法を提案する」の2つの論文を書かれた経緯についてのレクチャーと、研究会の今後のあり方について、意見交換の2つでした。 研究会の今後のあり方については、濱口座長の参加者の意見をもっと聞きたいとの意向を受けて、次回の研究会で参加者各自から意見を発表いただくことになりました。 第2回「老若共同参画社会」研究会は、日時:10月21日(金)13:00から15:00まで (開始時間が変更していますご注意下さい)。 会場:早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室。 テーマ:第1回の研究会で配布された、濱口座長の2つの論文を十分読んだ後、当研究会に対する各自の考えをA4紙1枚にまとめ、参加者は当日持参し報告することになりました。 第1回の研究会を欠席され、第2回研究会に参加希望の方、その他お問い合わせのある方は、事務局当研究会担当の島村まで。多数の方の参加をお待ちしております。 |
□第28回研究会 7月22日(金)早稲田大学高田牧舎人総研会議室で21名が参加して開催されました。 テーマは、@濱口座長による「老若共同参画社会を考える視点」と題するレクチャーA当研究会の今後のテーマについての意見交換 の二つでした。 濱口座長は「老若共同参画社会」の考え方の原点を、配布資料に基づいて解説することにより、参加者一人一人に今後の当研究会のテーマについて考えてもらうという趣旨で講義されました。 当研究会の今後については、活発な意見交換の結果、「望ましいシニア像」研究会は今回をもって発展的解消し、次回から「老若共同参画社会」研究会と称する研究会を新たに発足させることに決まりました。 ◆第1回「老若共同参画社会」研究会開催のご案内 第1回「老若共同参画社会」研究会は、9月16日(金)17時から19時まで早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で行ないます。「老若共同参画社会」の構築は、当シニア社会学会の原点であり、本年度の活動計画にも明示されています。第1回のテーマは、新研究会の運営について意見交換を予定していますので、是非とも多数の方の参加を期待しています。お問い合わせ等は、事務局当研究会担当の島村までお願いいたします。 (島村・記) |
□第27回研究会 6月17日(金)早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で17名が参加して開催されました。テーマは、@提言書配布の反響、反応について A改めて提言書を読んでの感想 B「望ましいシニア像」研究会の今後の進め方、あり方についての意見交換 の3つでした。参加者は各々のコネクションを通じて提言書を精力的に配布中であり、反響はこれから出てくるものと思われます。また当研究会の今後については、参加者の総意として、濱口座長の下での研究会は継続して欲しいこと。そのテーマについては、もっと論議する必要があるとの意見が大方であり、次回に持ち越されました。 次回の第28回「望ましいシニア像」研究会は、7月22日(金)17時から19時まで早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で行ないます。テーマは、@濱口座長による「老若協同参画社会基本法」についてのレクチャーと、当研究会の今後のテーマについての意見交換 であります。お問い合わせ等は、事務局当研究会担当の島村までお願いいたします。(文責:島村) |
※提言書「シニアからの提言」の頒布のご案内 |
□第26回研究会 5月20日(金)早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で22名が参加して開催されました。待望の研究会報告書「シニアからの提言」が完成し、参加者に配布されました。 濱口座長のコメントとして@一つ一つの論文がいい顔をしていること。A英訳文が入ったことにより、和文の理解がし易くなったこと。B執筆者紹介が分かりやすく載ったこと。C開催要録の掲載は、提言の出来る経緯を知ることが出来ること。と述べられました。 次いで大島編集長から@各人の論文には手をつけなかったこと。A編集の仕方並べ方は明快な意図で編集したこと。B総ページ数は、前回の第1号誌よりも24ページ増えていること。等コメントがありました。当提言書の有効活用と話題づくりについて意見交換が活発に行なわれましたが、濱口座長はメンバーの人脈を活かしたknot workがポイントであると述べられました。また、当「望ましいシニア像」研究会の今後の進め方については、討議の時間が足りず、次回改めて意見交換することになりました。 |
□第25回研究会 3月11日(金)16:00〜18:00 (通常より1時間前開始)・場所:早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室・テーマ @執筆者の論文提出 A提言に対する意見交換 B提言書の有効活用についての意見交換 ◆「望ましいシニア像」研究会報告書(シニアからの提言)が5月下旬に発刊されます。 内容:○「シニアからの提言」52項(和文・英文) ○提言の元になる研究会員25名の論文 ○研究会開催要録 ○執筆者紹介 A4判 170頁(予定) この冊子を会員に郵送料(200円位・着払い)のみで頒布いたします。 希望される方は事務局宛メール・FAX・電話でお申し込みください。 非会員の方は1部700円(郵送料込み)を申し受けます。 次回の第26回「望ましいシニア像」研究会は、5月20日(金)17時から19時まで早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で行ないます。 テーマは、当日配布される報告書(シニアからの提言)の有効活用と話題づくりについての意見交換であります。お問い合わせ等は、事務局当研究会担当の島村までお願いいたします。 |
□第24回「望ましいシニア像」研究会 2月18日(金)早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で22名が参加して開催されました。 テーマは第1に、濱口座長が再度加筆修正された提言の前文と52項目の提言に関しての質疑と意見交換。第2に、大島編集長から編集の具体的考え方と論文の提出方法についての説明でした。提言書の5月完成に向けて真剣で密度の濃い意見交換・質疑が交わされました。なお、各自の論文の提出日は、次回研究会の3月11日(金)です。 第25回研究会のご案内 次回の第25回研究会は3月11日(金)16時(通常より1時間早く開始)〜18時。早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で。 テーマは第1に、各参加者からの論文提出。第2に、濱口座長から前回の論議を受けて作成される提言と意見交換。第3に、報告書第2号誌の有効活用についての意見交換です。お問い合わせ等は、事務局・当研究会担当の島村まで。 |
□第23回「望ましいシニア像」研究会 1月14日(金)早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で21名が参加して開催されました。 テーマは、第1に前回の研究会での要望を受けて作成された提言の前文と50項目の提言に関して、濱口座長からの説明と意見交換。第2に大島編集長からの報告書第2号誌編集に当たっての提案と要請でした。 次回は、2月18日(金)16時(通常より1時間早く開始)から19時まで早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で行ないます。テーマは、提言の前文並びに50項目の提言に関する意見交換です。 |
□第22回「望ましいシニア像」研究会 研究会は、12月10日、早稲田大学で23名が参加して開催。 テーマは濱口座長が合宿研修会での討議内容を項目別に集約された、来春、発行予定の第2回研究会報告書の巻頭を飾る「シニアからの提言」の説明と意見交換。 次回は1月14日(金)17時から、早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で、引き続き、同提言の補足説明と討議。なお、今後、報告書作成は編集委員により進められます。 |
□第21回「望ましいシニア像」研究会 第21回「望ましいシニア像」研究会は、当学会でも初めての企画である1泊2日の合宿形式の研修会として、11/5〜6日・八王子市の(財)大学セミナー・ハウスで19名が参加しました。 目的は当研究会発行の報告書第2号誌に盛り込む「提言」作成に向けての、討議及び整理を行なうことでありました。初日は、5つの班毎に各研究テーマの意見交換と発表が行なわれました。2日目は、「提言」作成に向けてのグループ討議と発表が行なわれました。参加者は各人のレポートを基に、研究会としての「提言」の方向と具体策を作成すべく、2日間大変熱のこもった討議を重ねました。濱口座長は総括の中で、集団で討議することの大切さを改めて痛感 したこと。そして略予期していた成果を上げることが出来た有意義な合宿であったと評価されました。参加者は各々充実感と思い出深い合宿を経験したものと思います。 次回の第22回「望ましいシニア像」研究会は、12/10(金)早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で、15時から分科会、17時から全体会を行ないます。テーマは、合宿研修会で整理した「提言」のブラッシュアップ。なお、終了後19時から、1階レストランで忘年懇親会を予定しています。お問い合わせ等は、事務局当研究会担当の島村までお願いいたします。 |
□第20回「望ましいシニア像」研究会 10月8日(金)21名が参加して開催されました。テーマは2グループの代表4人の研究発表と11月の合宿研修会に関する事務局報告が行なわれました。研究発表は、第1グループは中村英昭さんから、『次世代との関わり』のテーマで、また藤森洵子さんからは、『高齢者の自立についての一考察』と題して研究報告がありました。一方、第2グループからは伊藤参午さんから、『シニア世代の生き方、考え方の調査について』と題して所沢市老人憩いの家アンケート報告が、そして福元公子さんから高齢社会対策基本法をベースに『高齢者に対する社会施策』と題する報告がありました。 11月5〜6日の合宿研修会の実施内容とタイムスケジュールについて、貴志義孝事務局リーダーから報告がありました。そして参加者の申込書への記入と共に、各人が作成したレポートを全員に配布し、参加者は合宿研修会に事前に目を通し参加することにしました。 |
□第19回「望ましいシニア像」研究会 第19回「望ましいシニア像」研究会は、9月10日(金) 21名が参加して開催されました。全体会に先立ち前回同様分科会が実施されました。全体会のテーマは2グループの代表からの研究発表と11月の合宿研修会に関する事務局提案が行なわれました。先ず研究発表は、第1グループは土岐啓子さんから、『シニアの「社会参加」について』と題して定年世代である60歳代シニアを主な対象とした研究報告がありました。一方、第2グループからは宮原亮さんが担当されている、経済的課題のテーマについて、『望ましいシニアをめざして「シニアへの提唱」』と題する提言がありました。 次いで、11月5〜6日に予定されている合宿研修会の実施内容とタイムスケジュールについて合宿事務局の貴志義孝さんと村岡昇さんから提案があり討議の結果、合宿研修会では各メンバーのレポートを基に、提言の整理をすることを主眼においた実施内容にすることが確認されました。なお、次回の10月8日の研究会に各メンバーはレポートをA4×5枚を基本に20部コピーして持ち寄ることになりました。また合宿研修会の事務局として、貴志義孝さん(事務局長)、村岡昇さん、土岐啓子さん、福元公子さん、宮原亮さん、島村健次郎さんの6名にお願いすることになりました。 次回は、来る10月8 日(金)13時から15時30分まで早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で開催されます。(開催時間が通常と異なりますのでご注意ください)。テーマは「2分科会の代表者による研究報告」と「合宿研修会の運営についての確認」であります。なお、分科会は行ないません。 |
□第18回「望ましいシニア像」研究会 7月9日(金) 21名が参加して開催されました。全体会に先立ち前回同様分科会が実施されました。 全体会では2グループの代表から研究発表が行なわれ、第1グループは竹中淑さんから、『「生きがい」視点のアプローチ』と題して第1グループの作業フレームについて内容の豊富な提案がありました。一方、第2グループからは伊豆山善夫さんが担当されている、年金のテーマについて、2004年6月5日年金制度改革法を中心に報告がありました。提言の課題はシニアの年金を辞退する人を掘り起こすことであると述べられました。 2人の発表の後、濱口座長から@シニアをポジティブに捉えるかそれともネガティブに捉えるかということであるが、シニアには生きてきた経験のX軸と問題解決の幅を決める問いかけのY軸の2軸があり、Y軸がシニアの評価に繋がること。A健康・経済・生きがいの3つの見取り図を今後作成したいと思う、と総括がありました。 次回は、来る9月10 日(金)16時から早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で開催されます。テーマは「2分科会の代表者による研究報告」と「提言書の具体的構想の確認」についてであります。分科会は研究会(全体会)に先立ち、15時から同一会場で行なわれます。 なお、11月5日(金)〜6日(土)に一泊二日の合宿による研究会を実施し、提言書の取りまとめ作業を行なう予定です。 |
□第17回「望ましいシニア像」研究会 6月11日(金)早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で20名が参加して開催されました。全体会に先立ち前回同様分科会が実施されましたが、第1グループでも各メンバーの分担が決まりました。全体会では2グループの代表から研究発表が行なわれました。第1グループは河西和彦さんから、6月4日早稲田大学人文科学部の学生に対して行った「老年学・人生後半は自分流に生きる」と題する講義の概要と受講生の反応について報告がありました。学生たちに老年学は年取ってから学ぶものではなく、若いうちから情報を吸収せよと強調されたとのことでした。一方、第2グループからは大木壮次さんが担当されている、シニアの「働くことと生きがいの関係」のテーマについて報告がありましたが、働くことに「生きがい」を感じるシニアが多い状況を過去の調査データで示されました。2人の発表の後、濱口座長から、@「生きがい」が1つのテーマになっているが、アプローチの仕方はいくつかあること。A当シニア社会学会も提唱している「エイジレス・ソサエティー」をどう考えるか。B「社会参加」ということばをもう少し解きほぐせないか。との要約と問題提起がありました。 次回の第18回「望ましいシニア像」研究会は、来る7月9 日(金)17時から早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で開催されます。テーマは「2分科会の代表者による研究報告」であります。なお、分科会は研究会(全体会)に先立ち、15時から同一会場で行なわれます。当研究会は、原則として毎月第2金曜日開催となりますので、ご承知おきください。 |
□第16回「望ましいシニア像」研究会 5月14日(金) 20名が参加して開催されました。前回同様全体会に先立ち分科会が実施されました。全体会では2グループの代表から研究発表が行なわれました。第1グループからは貴志義孝さんが、第1グループのテーマである「生きがい」についての一考察として、理論に自分の考えを付け加え、パワーポイントの映像を駆使して大変分かり易く報告がありました。貴志さんは、「生きがい」は「健康」そのものであると強調されました。一方、第2グループからは荻野義雄さんが、担当されているシニアの「就労」問題について、シニアが働くことの問題点の指摘と今後周辺企業を訪問し調査する予定であることが報告されました。 2人の発表の後、濱口座長から、今日の報告で明らかになったこととして、貴志さんが述べた「参画」と「参加」の切り口は明快であり、この切り口は今後各課題の解決と整理に役立つと思うとコメントがありました。 次回は6月11 日(金)17時から早稲田大学・高田牧舎2階人総研会議室で開催予定。 テーマは「2分科会の代表者による研究報告」であります。なお、分科会は研究会(全体会)に先立ち、15時から同一会場で行なわれます。当研究会は、今後原則として毎月第2金曜日開催となりましたので、ご承知おきください。 以上 (文責 島村) |
□第15回「望ましいシニア像」研究会 第15回「望ましいシニア像」研究会は、4月16日(金)早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で、16名が参加して開催されました。研究会の開始前に実施された2回目の分科会報告が行われた後、濱口座長から総括があり、再びグループごとに分かれ、進め方の確認が行われました。第1グループ(大島リーダー)は、最終的には「生きがい」に関する提言を作成することになるが、次回は「生きがい」という大きな括りを@自立 A社会的役割 B次世代とのかかわり の3つのテーマの中から、各メンバーはテーマを自分で選択してまとめてくることとしました。濱口座長からは、「生きがい」の中にどう次世代を取り組んで行くかは重要なテーマであるとの指摘がありました。一方、第2グループ(荻野サブリーダー)は、@働くことと生きがい A就労活動 B消費行動 C経済的課題 D年金制度 E公共政策の6つのテーマについて、各々の担当者が今後逐次研究を具体化して行くこと。濱口座長から、第2グループは6つのテーマで整理することは、有益な提言が出来ると思うとコメントがありました。また、今後の課題として、生きがい・経済活動をヨコ軸に、ライフスタイルをタテ軸に整理することも大切であると述べられました。 |
□第14回「望ましいシニア像」研究会 3月12日(金)23名が参加して開催されました。今回は実質的に第2期のスタートの会合であり、分科会報告と今後の進め方に関する意見交換が行なわれました。第1グループの大島リーダーからは、メンバー同士インティメイトな関係を作りたいとのことから、出席者1人1人から話しをしていただいたこと。その結果、「生きがい」のある社会についてどのような提言を作りあげて行くか。そして「次世代」への世代継承の必要性を追求して行くことも、第1グループの基本テーマになるとの報告がありました。一方、第2グループの大木リーダーからは、働くことと生きがい・就労・消費行動・経済的課題・年金制度・公共政策の6つの具体的テーマとそれを担当される方が紹介されました。 濱口座長から、第1グループは着陸点の大まかなところが見えてきたこと。第2グループの6つのテーマは大変興味深いものであるとのコメントがありました。なお、第2期のスケジュールの目途としては、9〜10月までに纏めたいと思うが、もう少し分科会を進めてみて弾力的に対応したいと述べられました。 |
□第13回「望ましいシニア像」研究会及び濱口座長特別レクチャー「生きがいに関する問題提起」報告 1月23日(金)早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で、18名が参加して開催されました。 いよいよ当研究会も第2ステップというわけで、今回は濱口座長による「研究会第2期の考え方と進め方」の提言が行なわれました。 『「シニアになること」の2類型』と題する資料の解説の後、濱口座長は、第2期は研究会として何らかの提言を作成したいこと、それは3つの観点(精神的要素・職業的要素・経済的要素)からアプローチしたいこと、そしてその作業は分科会形式で作業したい、との提言があり、意見交換の結果、2つの分科会[第Tグループは精神的要素(生きがい)、第Uグループは経済的・職業的要素(就労・雇用・年金・貯蓄)がテーマ]により、提言作成の作業を進めることになりました。 なお、1月30日(金)濱口座長から2つのグループのきっかけづくりとして、「生きがいについて」と題して問題提起のレクチャーが行なわれました。いま生命転換は「人生の質」すなわち生きるとはどういうことなのかが問われる時代であり、「生きがい」は、一つは歴史的・社会的背景の中で考えること、いま一つは個人の側面から考える必要があること。また、生きがいを「人間らしさ」ということばに置き換えることも出来ると述べられました。2グループは当レクチャーを参考にして、次回研究会に向けて作業を行なうことになりました。 次回は3月12日(金)17時30分から早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で開催されます。テーマは「各分科会からの研究会報告」です。ご期待ください。 |
□第12回「望ましいシニア像」研究会 12月19日(金)23名が参加して開催されました。今回は待望の研究会報告書が完成したことに伴い、意見交換会(合評会)が行なわれました。参加者全員から一言づつ所見が述べられましたが、大方の意見として当報告書の完成度の高さが評価されるとともに、研究会の第2ステップへの期待が膨らむ積極的な発言がありました。発言が一巡した後の濱口座長の総括で、「シニアとは誰のことか。シニアとは何であるか。」という問いかけが参加者の一番の関心事であり、この研究方法についての提言が次回研究会で座長から行なわれることになリました。なお加えて、座長からの提案として、会員の皆さんには報告書をもう1冊(500円)買い求めていただいて、各人の地元の図書館に寄贈して欲しい旨要望がありました。 ◆第11回「望ましいシニア像」研究会 11月28日(金)早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で、17名が参加して開催されました。今回は大島洋氏(シニア社会学会会員)から『「生産性」の時代から「人間性」の時代へ』と題してリポートが行なわれました。大島さんは大手印刷会社の企画部門に40年在籍されており、そのキャリヤを基に蓄積した持論を経済の動向を中心にリポートされました。ポイントとして、いま社会は大激変期であるとの前提に立ち、@経済成長は終わった。頭を切り替えよう。それが構造改革である。A個を確立しなければいけない。個の時代である。B何か大切なことを忘れていませんか。「人間性」である。C成長しなくても豊かになれる。中身を考えよう。Dこれからは市場原理ではなく、人間の生活基盤・生き方である。E共同体をもう1回作り直そう。若者は時代の変化に適合しており、時代を先取りする。シニアは頭が硬い。とかなり厳しい指摘がありました。締めくくりに濱口座長から、比較検討する場合の切り口として、「統合の領域と安定性」のマトリックスの説明がありました。 ◆第10回望ましいシニア像研究会 10月31日(金)早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で、19名が参加して開催されました。今回は有吉広介氏(シニア社会学会会員・独協大学教授)から「英国におけるシニアとその家族の援助関係」と題してリポートが行なわれました。有吉さんは、問題意識として、当研究会は「望ましいシニア像研究会」であるが、「望ましいシニアの人間関係」について論じてもいいのではないか。そしてご自身がここ4〜5年来英国のシニアに関する文献を調べてこられた中で、英国の家族がシニアをどう面倒をみているのかをみることは、日本のシニア社会の参考になるのではないか、と述べられ、レジュメにそってリポートがありました。英国は個人主義の国であり、年寄りは先ず自立することが基本。若い人が干渉することを嫌う。一定の距離を置いて付き合うが、最後の拠り所は「家族」という認識があると話されました。その後、参加者から質疑・意見が交わされましたが、英国の事情と日本の現状は左程違わないのではないか、また文化・歴史・伝統・宗教・民族などの違いは、家族関係に違いが出るのでは、との発言もありました。最後に濱口座長から、有吉さんのお話しは、ライフスタイル、生き方からの研究であり、いままでに無かった貴重なリポートであったと結びがありました。 |