2018年 年頭の辞

 明けましておめでとうございます。新しい年が、皆様にとってより良い年になることを心より願っております。

 毎年の年頭の辞で、私は日本社会がますます悪い方向をたどりつつあることを嘆き、暗い将来図を描き続けてきました。 近年、こうした危機感はいっそう深まったような気がします。国際的にも、国内的にも、「××ファースト」といった 自己中心的な姿勢が目立つようになり、自分さえ良ければ、他はどうなってもよい、世の中に苦しむ人がいるのは自己 責任であり、自業自得だ・・・こんな雰囲気が充満しています。

 シニア社会学会では、「持続可能な超高齢社会をめざして」を3か年のテーマにして大会を行ってきました。2年目に あたる昨年は、井手英策・慶応義塾大学教授の基調講演「分断社会を超えて」によって、現代日本における経済的格差の 進行と弱者が弱者の足を引っ張り合うという分断状態が明らかにされました。誰もが受益者になる「頼り合える社会」の 構築の必要性が説かれ、それを解く鍵が地域社会にあることが示されました。

 今日、世界各地において、社会の分断状況が露わになり、移民や難民への攻撃や追いつめられた人たちによるテロ行為 が頻発しています。日本でも、在日韓国・朝鮮人を対象としたヘイトスピーチ、生活保護受給者に対する誹謗、小中学校 におけるいじめ、障害者や高齢者に対する虐待など、自分と異なる存在への拒否感が強まっています。ダイバーシティや 共生、そして社会的包摂が唱えられるにもかかわらず、実際には、自分と異なる存在を受け入れず、排除する不寛容な 態度が、ますます広がっています。なぜこんなことが起きるのか、どうしたらこの状況を変えることができるのか、 今こそ真剣に考えなければなりません。

 本年6月23日(土)に駒澤大学で開催される大会では、辻哲夫・東京大学高齢社会研究機構特任教授による地域社会の あり方を考える基調講演が行われます。安倍政権が強大な権力をふるう現在、大状況を変えることはかなり困難です。 私たちにできるのは、身の回りの小状況から、コツコツと変えていくことではないでしょうか。安心で安全な超高齢 社会を持続するためには、「頼り合える社会」をまず身近な地域社会から実現していくことが必要です。できるだけ 多くの方々のご参加を期待しております。

2018年元旦

一般社団法人シニア社会学会会長 袖井孝子

研究会合同イベント 

学会大会とは別に、会員の方々とともに直接議論しあえる機会を増やしていきたいという趣旨で、 会員全体を対象とする5つの研究会合同イベントを開催しております。
■2018年3月3日(土) 第4回「ライフプロデュース」研究会(皆川靭一座長)が中心となり「長命時代”しなやかに生きる力”を考える」(標題が変更になりました)を開催します。
会場 駒澤大学
参加費 一般1000円 学生(社会人を除く)500円
詳しくは案内のチラシをご覧ください。
▼チラシのダウンロードはこちらへPDFアイコン

■2017年3月5日(日) 第3回「社会保障研究会(袖井孝子座長)」が中心となり「社会保障研究会100回記念シンポジウム 社会保障の明日を考える」開催しました。

■2016年3月26日(土) 第2回「シニア社会のリテラシー研究会(濱口晴彦座長」が中心となり、”丁々発止語り合う会”「コミュニティ学のススメ-ところ定まれば、こころ定まる」を開催しました。

第2回 「コミュニティ学のススメ-ところ定まれば、こころ定まる」要録を掲載 PDFアイコン

■2015年3月14日(土) 第1回「災害と地域社会」が中心となり、シンポジウム 「あれから5年~私たちはフクシマをわすれない~」を開催しました。

第1回「あれから5年~私たちはフクシマをわすれない~」要録を掲載 PDFアイコン

第4回シンポジウム「あれから7年~私たちはフクシマをわすれない~」

■2018年3月17日(土) 「災害と地域社会」が中心となり、第4回「シンポジウム 「あれから7年~私たちはフクシマをわすれない~」を開催します。
会場 早稲田大学戸山キャンパス
参加費 無料
詳しくは案内のチラシをご覧ください。
▼チラシのダウンロードはこちらへPDFアイコン

シニア社会塾:秋の二つの講演会 

◆ 10月28日の講演会
こちらは終了しました。
シニア社会塾のページでは、木村利人先生の講演をyoutubeで掲載しております。
1)講 師:木村利人(元 恵泉 女子大学長、早稲田名誉教授)
2)テーマ:「戦争・平和・いのちを考える~態度に示そうCreative Aging」

◆ 9月16日の講演会
こちらは終了しました。
1)講 師:吉原 毅(城南信用金庫顧問、原発ゼロ・自然エネ推進協議会会長)
2)テーマ:「自然エネルギーで世界は大発展!~フクシマから学ぶもの~」

『エイジレスフォーラム』バックナンバー販売について

『エイジレスフォーラム』バックナンバーを販売いたします。
残部数の少ない号もございます。会員は勿論のこと個人(会員外)にも対応致しますので、バックナンバーの販売にご協力をお願いします。
『エイジレスフォーラム』は、シニア社会学会の機関誌で、学会設立から2年後の2003年に創刊。毎号、6月の大会の収録記事、各分野の専門家の講演や公開講座など、シニア社会学会の活動の数々を収録、掲載しております。
各号の詳細は、シニア社会学会のホームページ機関誌・研究成果を参照下さい。

<販売バックナンバー>は、
◆創刊号(2003年発行)~ 第13号(2015年発行)までの各誌。
◆価格・・1部 500円(送料込)
◆支払方法・・『エイジレスフォーラム』と同封の振込用紙にてお振込みください。
◆購買ご希望の方は、下記シニア社会学会事務局宛に、e-mail又はFAXにて、ご希望のバックナンバーをご連絡ください。 
◆連絡先  〒150-000 東京都渋谷区渋谷3-15-5 パールビル4階
          一般社団法人シニア社会学会 事務局
         電話・FAX 03-5778-4728
         e-mail jaas@circus.ocn.ne.jp

新着情報

2018.1.17 JAASNews第222号を掲載 PDFアイコン
2017.12.20 JAASNews第221号を掲載 PDFアイコン
2017.11.15 JAASNews第220号を掲載 PDFアイコン
      新しい研究会「ライフプロデュース」研究会の案内を掲載しています。
2017.10.18 JAASNews第219号を掲載 PDFアイコン
2017.4.19 「災害と地域社会」研究会2015年度報告書を掲載 PDFアイコン(3.7MByte)
      (ファイルの容量が大きいのでお気をつけください)
2017.3.8  2016年11月19日に開催したシンポジウム「(第3回)私たちはフクシマをわすれない」の記録を掲載 PDFアイコン
2016.4.28  「コミュニティ学のススメ-ところ定まれば、こころ定まる」要録を掲載 PDFアイコン
2015.9.24 「災害と地域社会」研究会2014年度報告書を掲載 PDFアイコン(8.5MByte)
      (ファイルの容量が大きいのでお気をつけください)
2015.4.16  「あれから5年~私たちはフクシマをわすれない~」要録を掲載 PDFアイコン
2014.10.8 「災害と地域社会」研究会2013年度報告書を掲載 PDFアイコン
      (この報告書目次のタイトルをクリックすると、各章に跳びます。)
2014.7.4 機関誌「エイジレスフォーラム」投稿規程を掲載 PDFアイコン
2014.3.14 改訂した定款を掲載しました。
2013.7.8 「濱口研究会10年・100回記念号―シニア社会のリテラシー」頒布のお知らせ 
2012.4.12 2011年度WAM助成事業「ICTによる高齢者孤立防止モデル普及事業 報告書」 PDFアイコンを掲載
2011.4.1 2010年度WAM助成事業「ICTによる高齢者孤立防止モデル開発事業 報告書」 PDFアイコンを掲載
2010.5.1 ホームページをリニューアルしました。

研究会開催案内

   

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