豊かな「市民社会」元気な「老若男女共同参画社会」を目指して、シニア世代の役割を見直し、知恵を生かして行動します
一般社団法人シニア社会学会
学会機関誌『エイジレスフォーラム』第20号
[発 行〕一般社団法人シニア社会学会 2022年6月 A4版115ページ
さて、ご高承の通り一般社団法人シニア社会学会は、一般市民、企業人、
学識者、自治体、市民団体関係者など多彩な人びとによって構成されており、
老若男女共同参画社会を実現するために積極的に行動することを狙いとして
創設され22年目を迎えます。
この間、わたくしどもは、さまざまな研究課題に取り組む一方で会員との交流を
深めてまいりました。その成果をまとめると共により広い層にもシニア社会学会の
活動を知っていただくために、学会の機関誌「エイジレスフォーラム」を発行して
おります。
シニア社会学会2020年の大会で過去20年間を振り返った結果、解決すべき課題が
山積していることが明らかになりました。20年余りを経て、高齢化は一層進み、
日本経済は低迷を続けております。退職金や企業年金は削減されるか消滅し、絶対
に下がらないと言われた公的年金でさえも最近では低下するようになりました。
将来に対する若者の夢は、ますますしぼんでゆきます。こうした社会状況の変化
を踏まえて、制度疲労を起こしていたシニア社会学会を見直し、新しく生き返ら
せることが喫緊の課題であることは確かです。そこで、将来を見据えて、これか
らどのような方向をたどるべきかを検討する長期計画検討委員会を2021年2月に立
ち上げました。委員には、なるべく若い人、そしてデジタルに強い人にお願いする
ことなりました。新鮮な目でシニア社会学会を見直すことで新しいアイデアが期待
できます。2022年3月に開催された報告会のまとめを本号に掲載いたしましたので、
ぜひご覧ください。
- 巻頭言
世代間の交流を考える ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 安田 和紘
- 2021年度 一般社団法人シニア社会学会 第20回大会
総合司会:長田 攻一 挨拶:袖井 孝子
- 第1部 基調講演
『高齢者のICT活用~コロナ禍を超えて~』・・・・・・・・・・ 澤岡 詩野
- 第Ⅱ部 パネルディスカッション 『高齢者のICT活用~コロナ禍を超えて~』
パネリスト:片山 嗣規・橋本 みどり・大津 駿介・柴田 守
コメンテーター:荒井 浩道
司会:袖井 孝子
- 論 文
日韓の自宅要介護高齢者が最期を迎える場所に関する研究 ・・・・ 金 貞 任
~日韓の家族介護者調査より
- 研究ノート
デジタル社会と高齢者に関する研究動向
~情報通信政策におけるICTからデジタルへの変化に着目して・・・ 八巻 睦子
- いきがい・助け合いサミットin神奈川 報告
心身機能が低下しても、持てる能力を生かして高齢者が社会参加する方法とは
進行役:澤岡 詩野 アドバイザー:袖井 孝子
パネリスト:中林 美奈子・椎根 渓・前田 隆行
- 著書紹介
『大都市災害と防災福祉コミュニティ』 ・・・・・・・・・・・・ 川村 匡由
『防災福祉とコミュニティ形成のために 実践編』 ・・・・・・・・ 川村 匡由
『地域に生きる女性たち』 ・・・・・・・・・・・・ 中島 美那子
- 長期計画検討委員会 報告会
総合司会:長田 攻一 挨拶:袖井 孝子
報告者:森 やす子・本田 恭助・八巻 睦子・富田 光則・安田 和紘
小平 陽一・中村 昌子・長田 攻一
- 会員の声 「コロナ禍について想うこと、言いたいこと」
・大上 真一・齊藤 紀子・諏訪 伸夫・東畠 弘子・和田 久子
- 学会の活動状況
2021年度シニア社会塾
研究会報告:1.「シニア社会のリテラシー」研究会
2.「社会保障研究会」
3.「災害と地域社会」研究会
4.「ライフプロデュース」研究会
5.「社会情報研究会」
6.「YNS やまぶき任意後見サポート会」
- 第20回大会報告
- 設立趣意書・定款
- 会員状況・役員
- 投稿規定・執筆要項
- 編集後記
- 入会申込書
- 広告
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