豊かな「市民社会」元気な「老若男女共同参画社会」を目指して、シニア世代の役割を見直し、知恵を生かして行動します
一般社団法人シニア社会学会
学会機関誌『エイジレスフォーラム』第11号
[発 行]〕一般社団法人シニア社会学会 2013年6月 A4版 98ページ
ご高承の通り一般社団法人シニア社会学会は、一般市民、企業人、学識者、自治体、
市民団体関係者など多彩な人びとによって構成されており、老若共同参画社会を実現するため
に積極的に行動することを狙いとして設立され13年目を迎えます。この間、わたくしどもは、
さまざまな研究課題に取り組む一方で会員との交流を深めてまいりました。
その成果を纏めると共に、より広い層にもシニア社会学会の活動を知って頂くために「エイジレスフォーラム」を発行しております。
本号には2012年度第11回大会の基調講演およびパネルディスカッションを収録しております。テーマは、
「震災とまちづくり〜今、私たちに何ができるのか」。千年に一度といわれた東日本大震災から2年あまりが経ちますが、
被災地の復興はいっこうに進んでおりません。佐藤滋・早稲田大学教授の基調講演「東日本大震災と地域再生」では、
福島第一原子力発電所の事故によって故郷を追われた浪江町の再生への模索が語られています。それに続くシンポジウムでは、
東日本大震災への支援活動に加えて、近い将来、必ずやってくる首都圏直下型地震への対応策について語られております。
皆さま方のお役に立てる情報が得られるのではないでしょうか。
福島の将来への見通しがまったくたっていないにもかかわらず、原発の再稼働や外国への輸出が取りざたされる現状にやりきれない思いです。
シニア社会学会としては、被災地への支援を続ける一方、原発のゆくえに目を離さないように努める覚悟でおります。
本書の構成は、以下のとおりです。
- 巻頭言
老兵は死なず、たゞ消えゆくのみ・・・・・・・・・・・・・・・坂巻 煕 - 基調講演
東日本大震災と地域再生・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・佐藤 滋 - 特 集
第11回大会パネルディスカッション
「震災とまちづくり〜今、私たちに何ができるのか」
ゴーディネーター:袖井 孝子
パネリスト:田中羊子・平井光雄・阿部俊彦
コメンテーター:佐藤 滋・川村匡由 - 学術論文
サービス提供責任者と性別役割 ― 訪問介護職への男性の参入における課題
・・・・・・・・・木村 輝夫
- 研究ノート
若者はなぜ年金保険料を払わないのか ・・・・・・・・・・・・・ 袖井 孝子 - 特別報告
自分の人生の最終段階について考えていますか
・・・・・国際長寿センター・ 袖井 孝子 - 著書紹介
『「おひとりさま」の家づくり』・・・・・・・・・・・・・・・・ 天野 彰
『リフォームはまず300万円以下で』 ・・・・・・・・・・・・・・ 天野 彰
『それでもわが家から逝きたい〜在宅介護の現場より』・・・・・ 沖藤 典子
『はじめての不動産投資で成功する本』・・・・・・・・・・・・ 川村 匡由
『司法福祉論』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 川村 匡由
『大介護時代を生きる〜長生きを心から喜べる社会へ』・・ ・・・ 望月 幸代
『簡明化技術が地球を救う』・・・・・・・・・・・・・・・・・ 武藤 範雄
『最新 よく分かる! 介護保険のしくみと活用法』・・・・・・・ 望月 幸代 - 会員活動紹介
「安心と安全の老後の住まいを求めて」・・・・(社)コミュニティネットワーク協会
「中央区を“第二の故郷”にしてもらう 〜避難者と市民の交流会『がんばっぺ〜
中央・佃シニアサロン』奮闘記〜」・・・・・・・・・・・・・・・皆川 靱一 - 会員の声
佐藤富士子、佐藤眞澄、成瀬 勇、松田智生、森 やす子 - 学会の活動状況
2012年度連続講座・「シニア社会の主義」研究会・社会保障研究会・シニアのIC活用研究会・
震災と地域社会」2012年度活動報告 - 第11回大会報告・設立趣意書・定款
- 役員・会員状況・投稿規定・執筆要項
- 編集後記・入会申込書
本書をご希望の方には、1部 1,500円(送料込み)で頒布いたしますので、当学会事務局までお申込下さい。
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