JAAS News第99号をお届けします
シニア社会学会事務局 2007年12月21日
< もくじ > ページ
1.大阪シンポの予告 1 2.研究会報告とご案内 1
3.シニアニュース(新刊書紹介ほか) 2
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1.シニア社会学会シンポジウムin大阪
来年2月16日に大阪に於いて「シニア社会学会シンポジウムin大阪」開催の準備がNALC(NPO法人ニッポン・アクティブライフ・クラブ、当学会団体会員)本部のご協力のもと、進行中です。
◇テーマ 「変貌する終末期ケアと終の棲家」〜これからの人生のターミナルを如何に考えるか?
超高齢社会、65歳以上が2744万人・全人口の21.5%、当然ながら死亡率も増えてくる。「自分はどのような死に方をするのか」在宅から病院へ、その病院も限界、介護施設はどうなるか?漠然としたイメージすらわかないのが現状、他人事ではない、このシンポジウムでは、人生の最終段階を安心して迎えるためには、何が必要か、基調講演(高畑NALC会長)とパネルディスカッション(コーディネータ:袖井会長、パネリスト:岡本祐三氏、「遺品整理屋は見た」の著者・吉田太一氏ほか)でみなさんと一緒に考えたいと思います。
詳細は次号でお知らせする予定ですが、多数の方のご参加をお待ちしています。
◇開催日時:2008年2月16日(土)13時〜16時
◇会場:京阪淀屋橋ビル4F AP大阪 (大阪市中央区北浜3−2−25)
2.研究会報告とご案内
(1)老若共同参画研究会
◆『シニアから、52の提言ハンドブック』刊行のご案内
老若共同参画社会研究会(座長:濱口晴彦副会長)は、この度研究会のまとめとして、『シニアから、52の提言ハンドブック』というタイトルの小冊子を刊行しました。これは当研究会の前身である「望ましいシニア像」研究会がとりまとめた52の提言を、A5判42ページに編集し直したものです。52の提言は、各々の課題が今日のシニア社会への問題提起であり、みなさまの日常活動に大いに活用いただけるものと期待しています。
ついては、会員の方には、年明けに1冊ご送付しますので、何卒ご一読ください。なお、追加注文される場合は、1冊200円、送料実費負担という形で斡旋させていただきます。みなさまのご批評をお待ちしています。お問い合わせなどは、事務局・島村までお願い致します。
◆第27回「老若共同参画社会」研究会のご案内
第27回「老若共同参画社会」研究会は、1月18日(金)17時から19時まで、早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で行ないます。テーマは濱口晴彦座長による新春特別講演です。タイトルは、『「シニアから、52の提言」はパンドラの箱か 〜希望と生きがいの創生へ〜』と題してお話しいただきます。ご期待ください。多数の方のご参加をおまちしています。お問い合わせ等のある方は、事務局・島村までお願い致します。
(2)次世代育成支援研究会
◆「生活と仕事の調和基本法制定」提案書を経団連や国会議員等に送付
上記提案書は11月15日内閣府や厚生労働省に提出いたしましたが、11月下旬には日本経済団体連合会、経済同友会、日本商工会議所などの経済団体、連合、各政党の有力議員、衆参両院の厚生労働委員会委員の国会議員等93ヶ所宛に郵送いたしました。
3.シニアニュース
◇新刊書紹介 三笠書房編著「ここで断然差がつく 定年力!」
(シニア社会学会監修) 定価1400円+税
本書は企画段階から三笠書房編集スタッフの取材や相談に乗り、当学会が『監修』するという形でこのほど上梓されました。たくさんの実践例に加え、定年後の豊かな生き方に結びつき、すぐに役立つ「基盤つくり」の重要なポイントを押さえている好個の案内書です。
「定年後の親の務めは、親自身が充実した生活をし、経済面でも、健康面でも子ども達に心配かけないこと、それが子ども達にしてあげられる、一番大切なことなのです。」は非常に説得力ある言葉です。これから定年を迎えられる方、定年後間もない方、定年後の豊かな生き方を模索している方等々にお薦めください。
◇「女性のセカンドチャンス募集」
「セカンドチャンス」とは、いったんキャリアを中断した女性が再び社会で活躍するチャンスのことを意味します。女性たちがキャリアを継続できるだけでなく、中断したあとでもセカンドチャンスをつかむことができる社会=「セカンドチャンス社会」は女性の多様な生き方を可能にする社会です。日本女子大学総合研究所「生涯学習の意義」プロジェクトでは、この「セカンドチャンス社会」の実現を目指して、多くの経験事例に学びたいと考え、「セカンドチャンス」をつかんだ女性の経験を募集します。
<募集要領>
1.2000字程度 優秀賞:10万円 奨励賞:5万円
2. 締切:2008年1月25日(消印有効)
3. 応募は郵送のみ(住所・年齢付記)
宛先:〒112-8681 東京都文京区目白台2−8−1 日本女子大学
佐々井啓研究室「女性のセカンドチャンス応募」係
《編集後記》
今年の世相を表す漢字に『偽』がダントツのトップで選ばれた。食の偽装の「連詐反応」、橋梁や建築強度の偽装も続いている。テレビを賑わす老舗・有名企業の陳謝劇の連続もウンザリ、高僧の悲憤慷慨を待つまでもなく、もういい加減にせい と言いたい。謝ればいいというものでもあるまい。日付の改竄(かいざん)、産地偽装、何を信ずればいいのか、これこそ食傷気味である。来年は人間不信の連鎖反応から抜け出したい。
JAAS Newsをお読みいただいた会員のみなさま、今年一年お世話になりました。どうかよいお年をお迎えください。 (都築・記)
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