JAAS News第75号をお届けします シニア社会学会・事務局:2006.5.15 ------ 目次 ------ 1.2006年度定時総会・大会出欠返信のお願い 2.7月1日(土)シニア社会塾シリーズ第2回開催のお知らせ 3.4月26日(水)シニア社会塾シリーズ第1回報告 4.研究会の動き 5.シニアニュース ---------------------------------------------- 1.2006年度定時総会・大会のご出欠返信を必ずお出しください ■5月8日に標記開催案内と資料を会員の皆様に送付いたしました。お手元に届いているころと存じます。 総会・大会は6月5日(月)午前10時より銀座東武ホテルにて開催されます。皆様の積極的なご参加をお待ちしています。今回は昼にビュッフェ形式の懇親交流パーテイを設定し、福原会長をはじめ、各理事と会員皆様との交流を深めるなど、盛りだくさんの企画を用意しております。シニア社会学会のパワーを感じ取っていただければ幸いです。また、会員以外の方も福原会長の基調講演から参加できます。ぜひお友達もお誘いの上ご参加くださるようお願いいたします。参加費は5000円です。 ■定時総会出欠返信用ハガキをご案内に同封いたしました。必ず5月25日までに返信ハガキをご投函ください。参加される会員の方は同封の資料をご持参ください。また残念ながらご出席いただけない会員の方は、返信ハガキが委任状を兼ねておりますので、必要事項ご記入の上、ご返信ください。 ■2006年度会費納入のお願いも同封いたしましたのでご協力のほどよろしくお願いいたします。 2.シニア社会塾シリーズ第2回開催のお知らせ 「老若共同参画社会はどういう社会か」を基本コンセプトに、シニア社会塾のシリーズ展開が始まっています。会員以外の、一般の方の参加も歓迎いたします。 講師:清家 篤氏(慶応義塾大学教授・当学会副会長) 演題:「エイジフリー社会を生きる」 日時:2006年7月1日(土) 午後3時〜午後5時 会場:みなとNPOハウス 4階会議室 港区六本木4−7−17、 地下鉄、大江戸線・日比谷線六本木駅6番出口・俳優座裏 (港区三河台中学校の廃校を利用したNPOの集合体で30近い団体が入っています) 定員:50名 参加費:会員1000円、一般1200円 主催:シニア社会学会 申込み:参加ご希望の方は、FAXまたはE-mailで事務局までお申し込みください。 FAX:03−5778−4728 E-mail:jaas@circus.ocn.ne.jp 3.シニア社会塾シリーズ 第1回「老若共同参画社会は『普通の社会』である」報告 4月26日(水)濱口晴彦氏(創造学園大学教授・当学会運営委員長)を講師として、みなとNPOハウスで開催され、熱心な聴衆のもと、活発な質疑の応酬で盛況でした。 講演要旨は以下の通り。 @男女共同参画社会は不揃い統一体であり、老若共同参画社会は不連続統一体である。共同性は個がひとつひとつ違っているがゆえに不揃いであり、世代は時代の申し子として違っているがゆえに不連続である。A男女共同参画社会は共同性にとって男女という彩色のある有力なヨコ軸である。ヨコ軸はタテ軸を必要とする。このタテ軸こそ老若共同参画社会なのである。B世代は世代内関係において時代を表し、世代間関係において歴史を創る。ノラクロ世代、鉄腕アトム世代、ドラえもん世代のように、共通体験した時代区分に基づくひとまとめにできる世代があり、一方、人生は老若不二(老若定めなく寿命こそはかりがたし)であり、一人ひとりの生き方にその人なりの世代継承・世代間の連携のとり方がある。C時代は変わりつつあり、しかもその変化の規模と速度には目を見張るものがある。たとえば、人口構造ひとつをとっても、多産多死、多産少死、少産少死へ人口転換し、さらには、現在の先進国に見られるように死亡率が出生率を恒常的に上回る第二の人口転換(ヴァン・デ・カー)に至っている。D年齢・年金・医療・就労・定年・自由時間・世代間関係・少子化・価値観・時代の流れ・住居・夫婦関係等々、社会意識の大きな変化に社会制度・構造が十分に対応していない構造的遅滞が起こっている。Eカッコ付きでない普通の社会社会意識とそれに対応する制度や構造との間のズレが是正されたときはじめて、老若共同参画社会は、人口量・生産技術・イデオロギーが一致した、カッコ付きではない普通の社会となる。そのためにも「老若共同参画社会基本法」の制定が必要となる。 (大島洋記) 4.研究会の動き ■雇用における年齢差別研究会 4月26日(水)シニア社会塾終了後、4名の研究会員出席で当研究会を開催しました。内容は@アンケート対象団体1000団体中約90%強の作業終了の確認、A4月1日改正の改正高年齢者雇用法施行に伴う質問事項の一部変更調整、Bアンケート実施に伴う準備状況の確認。 次回は6月中旬にアンケート実行のための最終調整を兼ね開催を予定しています。日時等は追ってご連絡します。(黒澤記) ■老若共同参画社会研究会 第8回研究会は、4月21日(金)早稲田大学高田牧舎で19名が参加して開催されました。 テーマは、大木壮次氏による「世代間交流を進めるために」と題しての講義と問題提起でした。活発な質疑応答の後、濱口座長から質疑に対する回答と総括がありました。第9回研究会は、5月19日(金)17時から19時まで、早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で行ないます。 テーマは、講義「メールマガジン『シニアのココロ ダイジェスト』と老若共同参画社会への考察」のタイトルで、松本巧史氏にお話しいただきます。参加希望の方、お問い合わせ等のある方は、事務局当研究会担当の島村までお願いいたします。 ■社会保障研究会報告 第19回研究会は5月18日(木)在宅医療を実施していらっしゃる神津仁先生のクリニックを見学し、医療現場のお話を聞くことを企画しております。時間は18時から。場所は三軒茶屋。集合場所は18時にスリーアップビル会議室です。 参加できる方は事務局担当の森 健までご連絡ください。 神津クリニック http://www.metamart.co.jp/kozu/ 住所 世田谷区若林1-18-10 電話 03-5481-4114 地図は下記で見てください http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=35.38.23.971&el=139.39.51.991&la=1&fi=1&pref=%c5%ec%b5%fe&skey =%c0%a4%c5%c4%c3%ab%b6%e8%bc%e3%ce%d31-18-10&sc=3 ■NPO法人「ユニバーサル・デザイン・スタデイ・結い」(UDS結い)研究会 4月19日(水)理事会・定例会を開催、今後の方向について検討しました。またUDS結いのホームページを、外部の方のご協力をいただき仮立ち上げました。一歩づつ充実していきたいと考えております。ご意見をいただければ幸いです。 http://www.uds-yui.org/?page_id=4 次回定例会は5月16日(水)午後6時半から原宿アエカ事務所で行います。(井上記) 6.シニアニュース フォーブス日本版2006年6月号に掲載記事がありましたのでご紹介します。 @清家当学会副会長写真入記事 「定年よ 名古屋を目指せ、団塊世代の雇用最前線」日本のモノ作りの中心地でもある名古屋圏。定年後の多様な生き方を先取りしはじめた名古屋圏での団塊世代の新しい雇用形態のあり方が8ページわたってレポートされている。 ATOTO(東陶機器)当学会団体会員記事 「バリアフリーな社会作りに貢献する」パブリックトイレの共通ルール化作りを提案した企業として評価された記事掲載。多目的トイレ(誰でもトイレ)は増えてきている。しかし使いづらい、特に視覚障害者に、そこでスイッチ類をまとめてどこでも同じように使えるようにしたなど。4ページにわたって掲載されている。 |