JAAS News第51号をお届けします。 シニア社会学会・事務局:2004.9.3. 1.「社会保障研究会」発足のお知らせ 年金改革法は成立いたしましたが、国民の間には不満や不信の念が強く、与野党とも修正を考えているようです。年金の次は、医療、介護保険ですが、前途は多難です。シニア社会学会では、かねてより年金を中心として社会保障制度全体をカバーする研究会の必要性が説かれていました。 そこで、このほど袖井孝子氏(お茶の水女子大学客員教授・当学会副会長)を中心に、いよいよ研究会をスタートすることにいたしました。目的は、社会保障の実態と問題点を究明し、調査研究をする一方、提言書をまとめて関係省庁に提出することにあります。つきましては、研究会の内容や進め方についてご相談したく、ご案内いたします。 日 時:2004年9月21日(火曜日)18時 場 所:お茶の水女子大学生活科学部本館315室(地下鉄丸の内線茗荷谷駅から徒歩約8分、大学の正門を入って正面の古い建物の3階。 玄関を入って右手のエレベーターに乗り、3階で降りて、右手に進んだところです。) なお、目下セキュリティが厳しいので、身分証明書になるものを必ずご持参ください。 2.事務局からのお知らせ □ 学会の銀行口座変更のお知らせ 9月6日より学会の銀行口座が、「りそな銀行」から「みずほ銀行」に変更になります。新口座番号は次の通りです。年会費の振り込みなど、お間違えのないように、お願いいたします。 ・★銀行名:みずほ銀行、支店名:渋谷支店(210) ・★口座番号:普通預金 8181482 ・★口座名義 シニア社会学会 代表 モリナガエイスケ 3.「シニアスタート」プログラムの第2弾が次の要領で開催されます。 @桜美林大学オープンカレッジ秋期「シニアの地域デビュー支援講座」10月16日・23日・30日の土曜日3回、13:30から町田キャンパスにて。 A早稲田大学オープンカレッジ秋期特設講座「定年後の人生、あなたはどう生きる?」10月1日から12月3日までの毎週金曜日10回、18:30から早稲田大学エキステンションセンターにて。 BNHK学園くにたちオープンスクール「シニア世代の生活設計指南〜自分を活かす10の視点」10月9日から3月まで第2・第4土曜日10回、13:00からJR国立駅前NHK学園オープンスクール(せきやビル6F)にて。 詳細は当学会ホームページ「シニア社会開発機構」をご覧ください。お問い合せは事務局まで。 4.各研究会、次回のお知らせ □次世代育成支援研究会 9月9日(木)18:00〜20:00。会場は南青山「あいぽーと」、講師:度山 徹氏(厚労省 少子化対策室長/吉岡室長の後任の方)、テーマ:「国の行動計画と最新情報」。新任室長のお話を伺い意見交換を行ないます。研究会員以外の方も、ぜひご参加下さい。お待ちしております。 □ユニバーサル・デザイン・スタディ研究会(UDS) 9月9日(木)午後6時30分、六本木「みなとNPOハウス」2階会議室で開催します。 □「望ましいシニア像」研究会 9月10日(金)午後4時から早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で開催されます。テーマは「2分科会の代表者による研究報告」と「提言書の具体的構想の確認」について。分科会は研究会(全体会)に先立ち、午後3時から同一会場で行なわれます。なお、11月5日(金)〜6日(土)に一泊二日の合宿による研究会を実施し、提言書の取りまとめ作業を行なう予定です。 □雇用における年齢差別研究会 9月15日(水)午後6時「企業のエイジレス度測定指標案」の検討を継続します。場所:慶応大学(三田)新研究棟446号室 5.シニアニュース □『日経シニア・ワークライフ・フォーラム 〜新たな「現役」へ〜』 日本経済新聞社が、団塊世代ら4、50代向けに起業やNPO活動など、定年後に取り組む様々なワークスタイルを探る『日経シニア・ワークライフ・フォーラム 〜新たな「現役」へ〜』を開催します。当学会も協力団体になっています。 ・日 時・会 場:2004年9月18日(土)10:00−18:00 日経ホール(千代田区大手町1-9-5、日本経済新聞社本社ビル8階) ・内 容:特別講演=「米国シニアのワークライフ事情」チャールズ・レビンAARP(旧全米退職者協会)副会長▽調査発表「日本のシニアの働き方、これまでとこれから」(株)日経リサーチ花上雅男専務取締役▽NPO融資など支援紹介▽パネルディスカッション・技能や趣味を生かしたワークライフの事例発表等=司会、加藤仁氏(ノンフィクション作家) ・定 員:500人、入場無料(事前申込み制) ・申込み:インターネット(http://www.nikkei-senior.jp/)で。はがき、FAXの場合は、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、年齢、職業、電話番号、メールアドレスを必ず明記し、〒101-0047東京都千代田区内神田1-6-10笠原ビル10階 「日経シニア・ワークライフ・フォーラム」事務局(FAX03-5281-1566)へ、9月7日(火)必着でお願いします。応募者多数の場合は、抽選で500人に受講票を送付します。 ・問い合わせ:「日経シニア・ワークライフ・フォーラム」事務局 電話03-5281-1573 □ 尾澤理事の講演会 当学会の尾澤理事が、所属している(社)茗渓会の公開講座で講演されます。 ・テーマ:美しく年を重ねるヒント 〜未曾有の超高齢社会をどう生きる、「個」と「社会」の二面から考えてみる〜 ・講 師:尾澤達也氏(且草カ堂顧問・日本化粧品技術者会名誉会長・当学会理事) ・日 時:9月11日(土)午後2時〜3時30分 ・場 所:茗渓会館 東京都文京区大塚1-5-23(地下鉄丸の内線茗荷谷下車徒歩3分) ・参加費:無料 ・問い合わせ先:茗渓会事務局 電話03-3941-0136 □「『痴呆の人とともに暮らす町づくり』地域活動推進キャンペーン」に多湖光宗さん(会員)のウェルネスグループ「次世代育成に貢献するグループホーム・宅幼老所」が奨励賞を受賞。 高齢者痴呆介護研究・研修センターや住友生命共催の首記キャンペーンは、痴呆性高齢者を地域で支える先進的活動を「国際アルツハイマー病協会第20回国際会議・京都・2004」(10/15開催予定)の場で顕彰し、痴呆の人の本来の力を活かしてともに暮らす新しい町づくりの活動を全国で育むことを目的にしています。6/19の当学会第3回大会・会員による研究・事例発表でユニークな事例「痴呆老人力を子育てに生かす〜お年寄りが輝き子ども達の自立につながる高齢者ケアと子育ての相乗効果〜」を発表された多湖光宗氏(桑名市・ウェルネス医療クリニック・院長)が見事奨励賞を受賞されましたので、ご紹介します。 6.会員の声 “「次世代育成支援対策推進法」にもとづく『行動計画』策定に学会資料の活用を” (会員:森馨一郎・国分寺市) 「1.29ショック」を受けた私は、次の行動を起こしました。つまり、学会の提言書と第3回研究大会での岩田前厚生労働省局長・沖藤次世代研座長の対談録を携えて市会議員を訪問、次世代法への積極的な取組みを要請しました。市議は行動計画策定のために9月の議会に質問する予定であることから大変重宝がられ感謝されました。来年3月末までに地方自治体や300名を超える企業では行動計画を策定することになっています。これからの数ヶ月が大切な時期ですので、学会提言書コピーを利用して地域の議会に働きかけたら如何でしょうか。 [事務局から]ご希望の会員の方には上記対談記録を配布します。提言書は当学会誌「エイジレスフォーラム」第2号記事(87頁〜91頁)をコピーしてください。 |