JAAS News第40号をお届けします。  
                              シニア社会学会・事務局:2003.10.15.

1.緊急シンポジウム「どうする年金!」開催のお知らせ
来年の年金制度改革にそなえて、いよいよ国会で年金問題の論議が本格化します。この時機をとらえ、当学会の副会長・袖井孝子氏や理事・樋口恵子氏らが中心的な役割を果たす緊急シンポジウム「どうする年金!」が開催されますので、皆様にご紹介します。
期日:10月21日(火) 18:30から 会場:麹町会館(千代田区平河町2−4−3) 有楽町線「麹町」下車1番出口から徒歩3分 
参加費 1000円  主催:どうする年金!実行委員会 
第1部 社会保障審議会年金部会報告 大沢真理氏(東京大学教授)
 年金制度改革の経過と今後について  厚生労働省年金局
第2部 討論「どうする年金!」
 コーディネーター  樋口恵子氏(高齢社会をよくする女性の会会長)
 パネリスト       大沢真理氏(東京大学教授・年金部会委員)
                  袖井孝子氏(お茶の水女子大学教授・シニア社会学会副会長)

2.シニア社会塾開催の案内
◆第11回:12月20日(土)13時30分から木村尚三郎氏(当学会会長・静岡文化芸術大学学長)による講演
「孫から、日本を変える――2030年の日本」。
  詳細は次号以降で連絡します。
参加費:会員:1000円(学生・院生:500円)会員以外一般:1500円 
申込方法:シニア社会学会事務局宛 FAXまたはe-mailにてお申込下さい。(氏名・住所・電話番号・年齢・性別・職業を明記)

3.研究会報告とお知らせ
□第9回望ましいシニア像研究会報告
第9回「望ましいシニア像」研究会は、9月29日(月)早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で、24名が参加して開催されました。今回は 村岡昇氏(シニア社会学会学生会員)から「21世紀に生きる望ましいシニア像の分析」と題してリポートが行なわれました。村岡さんは、現在濱口ゼミの研究生であり、その研究テーマを基礎にしたプレゼンテーションでしたが、望ましいシニア像を企業に勤務するサラリーマンに焦点を絞って掘り起こされました。日本的経営の崩壊と少子高齢化の今日、企業が望む「望ましいサラリーマン像」が経験によって補えるものならば、年齢は経験と知識の財産であり、企業に大きく貢献出来るであろう。そしてそれらを可能に出来る者こそ「望ましいシニア像」の姿と言えるのではないか と主張されました。その後参加者から質疑・意見が交わされましたが、特に女性会員からの活発な発言多くありました。最後に濱口座長からは、「定年のライフスタイル」誌の抜粋資料が配布され、構造式から「望ましい」ということのレベルの違いについて解説が行なわれました。

第10回「望ましいシニア像」研究会の予定
次回の第10回「望ましいシニア像」研究会は、来る10月31日(金)17時から早稲田大学・高田牧舎2階人総研会議室で開催されます。
テーマは、有吉広介氏(独協大学教授・シニア社会学会会員)から「英国の家族における助け合い」と題するプレゼンテーションが行なわれます。なお、11月研究会において、みなさまからご寄稿いただいた研究報告書の合評会を予定しています。
                            以上 (文責 島村)

□第2期「雇用における年齢差別研究会」が10月29日(水)から始まります。
        (座長 清家篤慶應義塾大学教授・当学会副会長)
第2期の「雇用における年齢差別研究会」は1ヶ月に1回程度開催の研究会で1年間に完成させるということで予定されていますが、趣旨に興味があり、かつ報告書の執筆を含む研究活動に積極的に貢献しようと思われる方の参加を募ります。初会合は、10月29日(水)・場所:慶應義塾大学・三田構内・新研究棟446号室:18時から。
  注意!当初の予定日を変更しています!
お申込は、メールかFAXでシニア社会学会・事務局まで。なお、第1期の参加者の方も意思確認のためお申し込みください。

4.JAAS Newsと学会ホームページについての会員モニター募集中
1)会員モニター制度の趣旨
JAAS Newsとホームページは、現在事務局が中心となって作成していますが、より会員のみなさまのご意向を反映し、学会活動を身近に感じていただくため、また会員のみなさま(特に地方会員の方)の各地域での活動状況等もご紹介するため、通信員も兼ねたモニターを募集しています。
2)モニター要領(お願い)
下記にモニターへのお願いを記しますが、これはあくまでも事務局からの希望であって、義務を伴うものではありませんので、気軽にご対応ください。
○JAAS News・当学会ホームページを読んでのご感想・質問・ご意見・改善点(JAAS News・ホームページそのものだけでなく、当然、当学会のあり方・運営についても含みます。)
○JAAS News・ホームページで取り上げるといいと思われる「題材」「企画アイデア」「会員活動の紹介」「当学会活動に関連する他団体等の動向」「ニュース・ネタ」etc.
○モニター通信の頻度と形式
特に決めませんが、希望としては1〜2ヶ月に一度、メール・FAX・郵便いずれの方法でも結構です。(メールが一番有難いです。)
形式は自由ですが、他の媒体から情報を引用する場合は、必ずその媒体の「誌・紙名」「発行年月日」できれば「発行元」「著者・発言者」等を付記してください。
3)宛先:シニア社会学会・事務局

5.「書斎の窓」10月号(有斐閣刊)にシニア社会学会が紹介されています
当学会理事で運営委員長の濱口晴彦・早稲田大学教授が「書斎の窓」10月号(有斐閣発行)の「学会潮流」欄に当学会の設立趣旨、研究活動、当学会の活動を多面的に支援する「シニア社会開発機構」の設立準備等について紹介されています。

6.「地域産業おこしに燃える人」「日経地域情報化大賞」をご紹介します
「地域産業おこしに燃える人」は内閣官房と経済産業省が主催の選定委員会で全国で33人の方が選ばれた中、当学会会員の堀池喜一郎さん(NPO法人・シニアSOHO普及サロン・三鷹・代表理事 http://www.svsoho.gr.jp/) がその栄に浴しましたのでご紹介します。
「地域産業おこしに燃える人」とは、本年7月30日に開催された「燃える人」選定委員会において
(1)企業誘致や創業支援、既存の地域産業の活性化等によって、地域の産業振興に成功した事例の中から、(2)その成功の原動力として、地域産業振興への熱き思いを胸に精力的で卓越した活動を展開した中心的人物を、33名選定したものです。このような各地域で活躍する人々を選定し、その努力や経験を広く周知するとともに、これらの人々の間のネットワーク作りを支援することによって、後に続く人々の意欲を高め、地域発の産業振興を活性化することを目的としています。詳しい情報をお知りになりたい方は、下記のURLへ
http://www.kantei.go.jp/jp/kakugikettei/2003/0917moeru.html

日経地域情報化大賞2003
日本経済新聞社は「日経地域情報化大賞」を創設し、情報技術(IT)を利用して地域の活性化に自律的に取り組んでいる活動を表彰する。第1回には165件の応募があり、大賞に東京都三鷹市のNPO法人シニアSOHO普及サロン・三鷹(代表理事・堀池喜一郎氏、当学会員)が手掛ける、企業OBの能力を生かした地域活性化プロジェクトを選んだ。
表彰式は11月14日に岐阜県大垣市で行う。
企業リタイア者が多い地域特性を生かし、ITを通じてシニアの能力活用を実践。シニアや主婦層で作るNPOが講習で熟達者を育成し、市民からのパソコン関連の相談に訪問して応じたり、小学生向け講習を開いたりしている。小中学校と家庭を結ぶイントラネット整備支援や、ボランティア活動の人材仲介も手がける。さらに、シニアの人脈を生かしてITコンテンツ制作などを企業から受注、これまでに1億円強のビジネスを実現した。2002年度の事業収入は5200万円。三鷹市からの委託事業が全体の3分の1を占めるが、各地のNPOとの連携を進めており活動は全国に広がっている。

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シニア社会学会事務局
 [Japan Association for Ageless Society]
 e-mail:jaas@circus.ocn.ne.jp   URL http://www.jaas.jp/
 電話&FAX:(03)5778-4728
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3−15−5 パールビル4階
    事務所オープン:毎週月・水・金(除祝日)