シニア社会学会事務局 2009年10月9日
< もくじ >
1.2009年度連続講座『熟年世代の夫婦論』第2回講座の開催
2.2009年度連続講座第1回に参加して(参加者の感想)
3.プロジェクト、研究会からの報告とお知らせ
4.シニアニュース
5.事務局からのお知らせ
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1.2009年度連続講座『熟年世代の夫婦論』第2回講座の開催
◆シニア社会学会・銀座サロン第2回講座は、10月17日(土)開催です。
(定員になり次第締め切りとなりますので、事務局までお問い合わせください)
テーマ:「夫婦で創る定年後ライフ」
講師:袖井 孝子(当学会会長、お茶の水女子大学名誉教授・東京家政学院大学客員教)※都合により第2回の講師は、加藤 仁さんから袖井孝子さんに変更です。
<第2回講座の要旨>
かつて「村の渡しの船頭さんは、今年60のおじいさん」と歌われたものでした。しかし、今や60歳の平均余命は、男性23年、女性28年、余命というよりも、もう一つの人生といえそうです。
長くなった定年後の人生をどう過ごしたらよいのか迷う人も少なくないでしょう。また、あれもしたい、これもしたいと、夢をふくらませている人もいるかもしれません。たっぷり時間のある定年後には、これまで出来なかった長期間の旅行、ボランティア活動、起業、大学での勉強。田舎暮らしなど新たな挑戦の可能性が一杯です。
しかし、共に暮らすパートナーから十分な理解や協力を得られない場合には、夢の実現が妨げられたり、折角の挑戦が失敗に終わることにもなりかねません。「俺についてこい」の時代から「夫婦で話し合って計画する」時代へと、時代は大きく転換しつつあるのです。 |
(1)第3回以降のテーマと講師(ホームページもご参照ください)
・第3回 2009年11月14日(土)「60歳からの夫婦の家」(天野 彰)
・第4回 2009年12月5日(土)「団塊夫婦の地域福祉実践」(川村匡由)
・第5回 2010年1月16日(土)「安心の老後設計」(榊原節子)
・第6回 2010年2月13日(土)「後悔しない人生のフィナーレ」(吉田太一)
(2)場 所 :東京銀座資生堂ビル 9Fホール(中央区銀座8−8−3)
http://www.shiseido.co.jp/ginzabld/html/map.htm
(3)開催要領:各回とも14時〜16時の開催(開場13時30分)。募集人数は最大45名。
各回の参加費は、会員2500円、非会員3000円。
(ティータイムに季節のケーキとコーヒーor紅茶が付きます)
※お申し込みは、@氏名、A参加の講座(複数講座の申し込みも可)、B連絡先を
@eメール(jaas@circus.ocn.ne.jp)か、AFAX(03-5778-4728)で、事務局まで。
※参加費は、当日、会場にてお支払いください。
※今後とも各回ごとにJAAS Newsやeメールなどで随時お知らせいたしますが、ご家族やご友人などにもお声掛けをお願いいたします。多数の方のご参加をお待ちしております。
(事務局担当・鈴木)
2.2009年度連続講座第1回に参加して(参加者の感想)
「いま、なぜ中高年夫婦が注目されるのか」(2009年9月26日)
講師:袖井 孝子(当学会会長、お茶の水女子大学名誉教授) |
(1)西田 清さん(浦安市)
袖井会長より、2009年度連続講座全6回の全体観と流れの説明、引き続き講義がありました。現代日本における中高年夫婦は戦後の急速な長寿命化(100歳以上が4万人、その87%は女性)、少子化、それに伴う家族の中心が親→子供→夫婦へと変化したことを背景に成り立っていると解析。また、濡れ落ち葉族に代表される歪な夫婦関係の原因はコミュニケーション不足にあり、幼少からのコミュニケーション教育の重要性を強調されていた。日本女性の長寿命化が特に顕著な理由は儒教的な概念(家内、奥様)によって女性にとってストレスフリーな社会が形成されたためでは?との仮説は大変興味深く拝聴した。
その後、ティータイムを挟んで質疑応答へと進みました。前職の肩書を捨てきれない男性は熟年社会に適合できない、女性のDVほど怖いものはない、実は濡れ落ち葉族などは死語に近いのであって男性のカルチャースクールへの進出は目覚ましいという新知見等々、和やかな中にも緊張感のある議論がなされ、こちらが本講座のメインではないかと思われる程でした。
団塊世代の大量定年を迎え、熟年夫婦のあり方も大きく変化することが推測されます。本講座は誠に時機を得た内容であり第2回目以降の展開が大いに期待されます。
(2)小原 眞二さん(団体会員・ダイヤ高齢社会研究財団DAAメンバー)
袖井会長の格調高い講演はユーモアを折々に交えた国際比較など大変解りやすいお話でした。今までの自分の生活と照らし合わせ、納得したり反省したりと大いに参考になりました。団塊世代を含めこれからの老後の生き方を考える絶好のタイミングでの企画でした。
会場は高級サロン、しかも最高のスウィーツと飲み物をいただきながらの質問タイム、先生と参加者のみなさんの具体的な事例を挙げての活発な意見交換を拝聴できましたことは、自分の日常を振り返り、まったくその通りと思ったり、うん〜そういう考えもありかななどと得るところ大でありました。ありがとうございました。
3.プロジェクト、研究会からの報告とお知らせ
(1)法人化WGからの経過ご報告(WG担当理事・森)
第1回法人化WG終了後、三鷹ポキネットにコミュニティを作りWGメンバーで検討を続けています。
1)議論と作業の経過として、
@「見える化」の実践:「法人化WGの進行をおしらせします」というブログを開設しました。http://jaas-inc-wg.blog.so-net.ne.jp/ (HPからもご案内しています)
A「見える化100日間」:まだ、アイディアですが、シニア社会学会の会員のブログ集発信の100日運動のキャンペーン。準備ができしだい、メールその他でご案内します。
B定款(案)の作成:雛形ができましたので、今後内容の検討を進めます。
2)2009年9月25日の第2回法人化WG検討会では、
@移行スケジュールの確認:定款案を理事会で承認いただいた後、認証→設立というスケジュールを考えています。会員の皆様には、別途詳細スケジュールをお知らせできると思います。
A「はじめの一歩塾」からの事業化の検討
・シニア社会学会主催で講座を開催することを検討しました。
・教える人のための+α講座も考えています。
・具体的な開催日時はまだ決まっていませんが、開催場所としては、三鷹と横浜が候補です。
(2)第5回「自立と共生の社会学」研究会開催のご案内
1)日時 :10月16日(金)17時〜19時
2)場所 :早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室
3)発表者とテーマ:@堀江 副武さん 「自立からも共生からも疎外されたホームレス」
A安田
和紘さん 「グローバル社会の自立と共生〜異文化理解とコラボレーションの場づくりから〜」
4)その他:研究会参加費として300円を徴収させていただきます。
お問い合わせ等は、事務局・島村までお願い致します。
4.シニアニュース
(1)ダイヤ高齢社会研究財団主催のシンポジウム開催
団体会員であるダイヤ高齢社会研究財団主催のシンポジウムのお知らせです。ご関心のある方はお問い合わせのうえ、ご参加ください。(参加費は無料です)
『 介護するということ −家族介護の理想と現実― 』
2000年の介護保険制度の導入により、介護を必要とする高齢者とその家族を社会的に支援する体制は整備されつつあります。 しかし、「介護の社会化」という標語とは裏腹に、家族介護者の役割や負担が減じたとはいい難いことも事実です。また、老後における子供との同居率の低下、少子化や女性の社会進出の進展など、家族介護を取り巻く状況も大きく変容しつつあります。
このシンポジウムでは、要介護者とその家族介護者を対象に実施した長年にわたるパネル調査の結果をもとに、家族にとって「介護すること」の意味を改めて問い、要介護高齢者と介護する家族の「より良いあり方」についてのヒントを提言します。
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◆プログラム概要◆
@主 催:財団法人 ダイヤ高齢社会研究財団
A後 援:厚生労働省、内閣府、高齢社会NGO連携協議会
B講 演:
・「介護のきっかけとやり甲斐」 講師 須田 木綿子(東洋大学 教授)
・「東京の介護、秋田の介護」 講師 出雲 祐二(秋田看護福祉大学 教授)
・「介護を成就するということ」 講師 西村 昌記(東海大学 准教授、財団客員研究 員)
・ディスカッション コーディネーター 西村 昌記
パネリスト 須田 木綿子、出雲 祐二
指定討論者 太田 貞司(神奈川県立保健福祉大学 教授)
瀧波 順子(財団研究員)
C日 時:平成21年11月20日(金)午後1時30分〜4時15分(受付開始 午後1時)
D場 所:文京シビックホール2階 小ホール
東京都文京区春日1-16-21 電話 03-5803-1100
E定 員:350名(定員になり次第、締め切りとなります)
F申込方法:FAX、eメール、またはハガキでお申し込みください。
※先着順にて参加証をお送りいたしますので、当日必ずご持参下さい。
G申込・問合せ先:(財)ダイヤ高齢社会研究財団 シンポジウム事務局
FAX 03-5802-1620、 eメール info@dia.or.jp、
ハガキ送付先 〒113-0033 東京都文京区本郷3-28-8 日内会館
(財)ダイヤ高齢社会研究財団 シンポジウム事務局
※このシンポジウムの申し込みやお問い合わせなどは上記シンポジウム事務局へお願いいたします。
(2)世田谷区立男女共同参画センター「らぷらす」主催の子育て講座開催
『 「子育てと家族」 〜不安や葛藤を力にする〜 』
誰しも子供の成長を見るのは楽しいはず。
でも、思い通りにならない「いらだち」「これでもいいのか」という心配や、将来への不安がよぎるのも子育ての現実です。女性の生き方や子育ての問題について長く取り組んできた講師から、家族の今までとこれからの姿を聞き学んでいきます。子育ての孤独や不安をときほぐし、地域社会でともに生きる自分たちの「子育て力」を取り戻していきましょう。 |
【講座1】:10月21日(水)「なぜ不安になるの?」(講師:袖井孝子)
【講座2】:10月28日(水)「こころも体も健やかに」(講師:牧野カツコ)
※2回連続の講座ですが、どちらかのみでも参加できます。
@会場:世田谷区立男女共同参画センター「らぷらす」研修室 3、4
(北沢タウンホール11F、小田急線、京王井の頭線 下北沢駅南口5分)
A対象:子(孫)育てをしている方、子育てや福祉などに関心のある方
B保育:あり(5か月〜就学前)保育申し込み先着順(締め切り10月12日)
C参加費:無料
D定員:30名(事前申し込み制)
E申し込み方法:9月15日10:00より電話・FAXで申し込み先着順
※FAXの場合、事業名、住所、氏名、電話、FAX、保育の場合は子どもの年齢を明記
F申し込み・お問い合わせ先:世田谷区立男女共同参画センター「らぷらす」
〒155‐8666 世田谷区北沢2−8−18北沢タウンホール10F
電 話:03−5478−8021 F A X:03−5478−8026
※この講座の申し込みやお問い合わせなどは上記「らぷらす」へお願いいたします。
5.事務局からのお知らせ
(1)2009年度上期(4月−9月)新入会員のご紹介(敬称略)
2009年度上期、下記の皆様がシニア社会学会の会員として登録されましたのでご紹介します。
関 與市(横浜市)、田中 雅英(横浜市)、陳 冬青(柏崎市)、福田 明美(深谷市)、堀江 副武(浦和市)、天谷 正(中央区)、三浦 佳南(川崎市)、清水
勝(大田区)、目々澤 富子(江東区)
(2)2009年度年会費について、未納会員の方へのお願い
2009年度も10月に入り下期を迎えます。シニア社会学会は会員皆様の年会費で運営しております。その旨をご理解いただき、日が経ちお忘れになっている方もいらっしゃるかと思いますが、ご確認の結果、もし未納だった場合は10月30日までに納入下さいますようお願いいたします。尚、本年度の納入が不明の場合は事務局宛お問い合わせ下さい。