JAAS News第118号をお届けします

シニア社会学会事務局 2009年5月11日

          < もくじ >
1.2009年定時総会・第8回大会開催のお知らせ
2.2008年度連続講座最終回に参加して(参加者の感想)
3.研究会からの報告とお知らせ

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1.2009年定時総会・第8回大会開催のお知らせ

 2009年定時総会・第8回大会は今月末開催です。万障お繰り合わせのうえ、ご出席いただけますようご案内いたします。出欠ハガキの投函はお済みでしょうか。515日(金)必着です。

  ◆日 時 2009530日(土)10:0018:00

  ◆会 場 東京家政学院大学(三番町校舎) 1号館4階 階段教室
          千代田区三番町22番地 
          最寄り駅:JR・東京メトロ「市ヶ谷駅」下車徒歩10

  ◆プログラムの概要
10:00 〜 2009年度定時総会(9:30〜 受付開始)
10:50 〜 会員による研究事例発表
11:30 〜 (財)大川情報通信基金の研究助成による「高齢者とIT」調査の実施
      について
報告
13:00 〜 基調講演 
    テーマ『いつでも現役、いつまでも現役』

      清家 篤(慶応義塾大学教授、シニア社会学会副会長)

14:10 〜 パネルディスカッション
16:30 〜 懇親パーティ 
18:00   (終了)

詳細については、424日に発送いたしました資料一式をご参照下さい。
 会員以外の一般の方も参加歓迎しますので、テーマに関心のある方がいらっしゃいましたら是非お誘い下さい。なお、会場設営・受付などのお手伝いいただけるサポーターを募集しております。

2.2008年度連続講座最終回に参加して(参加者の感想)
  講師:濱口 晴彦氏(早稲田大学名誉教授)「自立と共生の社会学」
                
2009321日)
(1)伊藤 参午さん(所沢市)
年功序列社会の三十年余の漂流の後に、高齢社会の一員として途惑いを覚え乍ら、五十年前には、予想もしなかった後期高齢者として移り変わる時代に間誤ついている。
 今回の「自立と共生」のテーマは、私の人生で顧みる事少なかった学歴、職歴、暮らしぶりなどを78歳にして問われたもので、これといった対応策すら持たない己れにただ反省させられることが多かった。
 濱口先生のご指摘に「全くそのとおり」とうなづきつつ「自立と共生」の持つ未踏の価値観に、今更ながら戦慄を覚えている。
 「たそがれて道無し」どうせなまじ長生きするのなら居直ってこの先十年〜二十年ほどを見据えて、自れにふさわしい自立の道を探って行きたい。

(2)永田 夏来さん(港区)
 今回、数年ぶりに濱口先生のお話を拝聴する機会に恵まれました。以前と変わらぬ軽快で魅力的なご講演をうかがっていると、学生時代に戻ったような懐かしい気持ちで胸がいっぱいになりました。
 しかし、内容は決してノスタルジックなものではなく、「自立」と「共生」という視点から現代の社会を読み解こうというテーマに濱口先生が継続的に取り組まれ、その内容がさらに深く精緻なものになっていることが示されていたように思います。
 私が最も興味深かったのは、アダム・スミスやエミール・デュルケムなどのいわゆる「古典」を現代社会の文脈から再整理して理論化している点です。また、現場で活躍しているさまざまな人々と協力して理論を現実的な指針に昇華しようとする濱口先生の姿勢にも改めて共感いたしました。
 勉強になると同時に「私もがんばって前進しなくては!」と励まされる午後のひとときを過ごさせていただきました

3.研究会からの報告とお知らせ

(1)第2回「自立と共生の社会学」研究会開催のご案内
 濱口研究会の新シリーズ「自立と共生の社会学」研究会は、4月17()スタートしましたが、当シリーズは濱口晴彦編著「自立と共生の社会学」(学文社刊)をベースにして、会員の一人一人が関心のあるテーマについて研究し発表する、ゼミナール形式で運営して行くことになりました。場合によっては、各テーマの執筆者に研究会に出席いただき、コメントをお願いすることも考えています。第2回研究会の開催要領は下記の通りです。

1)日時 :619()17時〜19
2)場所 :早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室
3)テーマ:発表―伊藤参午さん「第4章 自立と共生:年齢を超えて」
      なお、当論文の執筆者である、荒井浩道氏が出席し、コメントをいただき
      ます。

4)その他:研究会参加費として300円を徴収させていただきます。
      参加ご希望の方は、メールまたはFAXで事務局までご連絡ください。
      その他のお問い合わせ等は、事務局・島村までお願い致します。

(2)社会保障研究会から公開討論会のお知らせ
 「介護1000万人の輪」は4月16日、各党に「介護保険に係わる公開質問状」を提出しました。総選挙は今年中に必ず行われる情勢下、私たち国民は投票行動を決められる十分な情報を得ているでしょうか。私たち「介護1000万人の輪」は財政再建が至上といわれていた時期を越え、リーマン・ショック後の経済立て直しに向かう現状で、介護保険制度の見直しが景気浮場策の一環としてのみ論じられてはならないと考えています。この公開討論会を機会に政党ごとの介護保険制度への政策相違点を見極めたいと思います。

 ◆『介護保険の未来を語る!!』〜政党代表との政策討論会
  出席予定政党:自民党、公明党、民主党、共産党、社民党、国民新党
  主催:介護保険を維持・発展させる1000万人の輪(略称:介護1000万人の輪)

 日時:2009513日(水)18:3020:00
 会場:星陵会館ホール 千代田区永田町2-16-2  TEL  03-3581-5650
      地図URL http://www.seiryokai.org/kaikan.html
  最寄り駅:地下鉄有楽町線・半蔵門線・南北線 「永田町駅」下車6番出口徒歩3分
   申込方法:「介護1000万人の輪」事務局(下記)へ事前にお申込下さい
      FAX03-6809-1093  E-mailkaigo@1000man-wa.net
  ※この公開討論会の申し込みやお問い合わせなどは全て上記主催者事務局へお願い
   いたします。