JAAS News第100号をお届けします
シニア社会学会事務局 2008年1月30日
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< もくじ > ページ
1.年頭にあたって 袖井孝子会長 1
2.「シニア社会学会シンポジウムin大阪」について 2
3,2008年度総会・第7回大会予告と会員による研究・事例発表募集要項 2
4,「エイジレスフォーラム」第6号原稿募集 3
5,研究会活動報告 3
6.シニアニュース(成年後見制度セミナー) 3
7.訃報 元理事・菅野正純氏ご逝去 4
8.シニア社会学会の「個人情報保護ポリシー」について 4
年頭にあたって シニア社会学会 会長 袖井孝子
明けましておめでとうございます。昨年の日本を表す漢字は
「偽」でした。耐震構造偽装に始まり食品偽装に終わった一年。
今年が、少しでも明るい年であることを願っております。学会、
産業界、行政、市民団体との連携を目的に発足したシニア社会
学会ですが、ここ数年は、アカデミックに偏りすぎた感があり
ます。研究や学習が大切であることは言うまでもありませんが、
会員の多くが普通の市民であることを考えると、もっと市民と
しての立場を強調すべきではないかと思います。そこで、これ
からの活動目標を次の三点に絞りたいと考えました。
まず第一は、市民団体との連携を深めることです。とりあえ
ず本年6月21日(土)に早稲田奉仕園で開催される大会のテ
ーマを「市民活動の意味と意義(仮)」とし、実際に活動なさっ
ている方々の声をお聞きかせいただきたいと存じます。官が制度疲労を起こしている今日、民の果たす役割は決して小さくありません。民活というと安上がり福祉とか官の撤退と捉えられがちですが、官にはない新鮮な発想が閉塞状況にある日本社会を変えるのではないでしょうか。 第二は、世代間交流の促進です。シニア世代は、とかく若い世代に教え込もうとして煙たがられる傾向にありますが、若い世代から学ぶことも少なくありません。幸い沖藤典子理事のご尽力で、かながわ女性会議との協力による世代間交流の試みが続けられております。こうした試みをさらに拡大し、若い人たちにも会員になっていただきたいと思います。 第三は、女性会員の増大を図ることです。シニア社会学会の会員は、企業を定年退職した男性が多く、女性には近寄りがたい雰囲気があるような気がします。これからは、女性にもアピールするようなテーマを積極的に取り上げてゆきたいものです。当学会の目的である老若男女共同参画社会の実現を目指して頑張るつもりでおります。皆様のご協力を心よりお願い申し上げます。
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2.シニア社会学会シンポジウムin大阪
日時:2008年2月16日(土)13:00〜16:00
会場:京阪淀屋橋ビル4階 AP大阪(コンベンション・ホール) 06-6204-0109
大阪市中央区北浜3-2-25 最寄り駅:地下鉄「淀屋橋駅」下車徒歩3分
テーマ:「変貌する終末期ケアと終の棲家」
〜これからの人生のターミナルを如何に考えるか〜
【シンポジウムの趣旨】
かつての日本社会では、年を重ね、心身機能が衰えるようになれば、家族に介護され、看取られ、地域社会の伝統にしたがって葬られるのが普通でした。核家族化や都市化の進行によって家族や地域社会の絆が弱まった今日、人生の最期を家族や地域社会任せにすることは難しくなりました。
住み慣れた家や地域で老い、安心して人生の幕を閉じるには、人生の最終段階に至るまでの設計をすることが必要になったと言って良いでしょう。このシンポジウムでは、人生の最終段階を安心して迎えるためには、何が必要かを考えたいと思います。
<基調講演> 講師:高畑 敬一氏(NALC会長、シニア社会学会副会長)
<パネルディスカッション>
○コーディネーター 袖井 孝子氏(お茶の水女子大学名誉教授、シニア社会学会会長)
○パネリスト
岡本 祐三氏(国際高齢者医療研究所所長、NALC顧問)
三木 秀夫氏(三木秀夫弁護士事務所)
吉田 太一氏(「遺品整理」専門会社・キーパーズ有限会社代表取締役)
参加費(資料代):1,000円
主催:シニア社会学会、ニッポン・アクティブ・ライフ・クラブ(NALC)
参加申込:シニア社会学会事務局宛、Eメール・FAXにてお申込下さい。
また、当日直接会場に来ても参加可能です。
3.シニア社会学会2008年総会・第7回大会開催のお知らせ
2008年度の総会・第7回大会は下記の日時にて開催いたします。詳細については追ってお知らせいたしますが、日程・会場が決定しましたのでお知らせいたします。
日時:2008年6月21日(土) 10:00〜17:00
会場:早稲田奉仕園スコットホール
テーマ:「市民活動とシニアの役割」
●「活動事例報告&研究テーマ報告」の募集
総会後の大会において、会員各位の活動事例または研究テーマについてのご報告をいただくプログラムを予定しております。以下の要領で第一次募集をいたしますのでお知らせいたします。
(1)活動事例および研究テーマについて:
未発表のもので、内容は当学会が指向するエイジレス社会の実現にかかわるもの。
(2)報告時間:
質疑応答を含め、15分以内に収めていただきます。
(3)応募要領:
報告要旨をA4用紙1枚にまとめ、3月21日(金)までに当学会事務局宛に郵送・
FAX・Eメールいずれかの方法でお送りください。
※運営委員会での選考を経て、4月上旬頃にあらためてご依頼の通知をさせていただきます。応募多数の場合はお断りすることもありますのでご承知おきください。
4.「エイジレスフォーラム」第6号(2008年度版)原稿募集
●「会員の声」募集
「エイジレスフォーラム」第6号に掲載いたします『会員の声』を会員の皆様から募集いたします。
日ごろ考えていること、学会に望むことなどテーマは自由です。文字数:600字〜800字(題名は必ず付ける)、締切り:2月29日。期限までに、事務局宛電子メール又はFAXにて投稿下さい。
尚、校正は行いません。(編集委員
武者)
● 会員の皆様の出版物(書籍)紹介
「エイジレスフォーラム」第6号に、会員の皆様が出版されました著書を紹介いたします。
つきましては、過去3年以内(2005年〜2007年)に出版されました本(著書)と書評を、シニア社会学会事務局 編集担当武者宛お送り下さい。尚、種別は問いません。
締切り:3月15日。
5.研究会活動報告
●
雇用における年齢差別研究会
新テーマ「団塊の世代の就業について(仮題)」の第1回研究会を下記要領で開催します。
日時:2008年3月27日(木)18:30〜20:30
会場:慶應義塾大学 三田校舎 研究室棟4階446会議室
内容:労働政策研究・研修機構がまとめられた報告書『「団塊の世代」の就業と生活ビジョン調査結果 〜「団塊の世代」の就業・生活ビジョンのベンチマーク〜』から今後の研究テーマを絞り込むため、報告書を執筆されました労働政策研究・研修機構の浅尾裕主席統括研究員に調査研究の概要を私見も交えてレクチャーしていただきます。尚、同報告書は下記ホームページでご確認ください。
http://www.jil.go.jp/press/documents/20070220.pdf(ニュースリリース)
http://www.jil.go.jp/institute/research/2007/documents/030.pdf(本文)
研究会に参加するか否かを問わず、団塊世代の就業について関心をお持ちの方は、是非ご参加いただければと思います。参加申込締切、3月25日(火)。参加申込は当学会事務局まで電話、ファックス、Eメールでお願いします。多数の方のご参加をお待ちしています。
● 老若共同参画社会研究会
*第27回「老若共同参画社会」研究会は、「シニアから、52の提言」フォローアップミナーとして、1月18日(金)17:00〜19:20まで、早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で17名が参加して開催されました。テーマは、研究会の締め括りとして、濱口晴彦座長から、〔「シニアから、52の提言」はパンドラの箱か ―希望と生きがいの創生へ― 〕と題して、講義が行なわれました。
*なお、「老若共同参画社会」研究会は、今回をもって終了致しますが、濱口研究会の再開については、後日改めてご連絡させていただきます。お問い合わせ等は、事務局島村までお願いします。
6.シニアニュース
●高連協 成年後見制度セミナーのご案内
シンポジウム「成年後見制度 〜さいごまで安心できるシニアライフのために〜
成年後見制度施行後7年を経過した現在、180万人の認知症高齢者の同制度の利用者は僅か12万
人であり、この制度利用が低い要因の1つとして、身近に適切な後見人がいないことがあげられ
ます。市民後見人は、NPOに所属しつつボランティアで成年後見事務を行ないますが、社会貢献・
参加活動としてシニアの人たちの適性・環境に非常に適合したものです。このシンポジウムでは、一般市民の方等を対象に、「制度が抱える問題点」、「制度利用が進まない理由」、「市民後見人の役割と重要性」をテーマとしたパネルディスカッションを行います。このシンポジウムに、周りの方々をお誘い合わせのうえ多数ご参加くださいますようお願いいたします。
日 時 2008年2月2日(土)13:00〜16:20
会 場 ニッショーホール(日本消防会館)
港区虎ノ門2-9-16 TEL
03-3503-1486
参加料 無 料
【基調講演】 テーマ「身近にしよう成年後見制度」
講師:堀田 力 氏(高齢社会NGO連携協議会 代表)、
【パネルディスカッション】 テーマ「市民後見人が社会を変える」
コーディネーター/堀田 力氏
パネリスト/池田 恵利子氏(社会福祉士、いけだ後見支援ネット 代表)
大貫 正男氏(司法書士、〔社〕成年後見センター・リーガルサポート前理事長)
齋藤 修一氏(品川成年後見センター室長)
和久井 良一氏(市民後見の会会員)
【パネルディスカッション】 テーマ「成年後見制度の利用の現状と問題点」
コーディネーター/堀田 力氏
パネリスト/新井 誠氏(日本成年後見法学会理事長、筑波大学法科大学院院長)
遠藤 英嗣氏(公証人、日本公証人協会広報委員長)
小池 信行氏(財団法人民事法務協会 会長)
清水 勇男氏(弁護士、日本弁護士会成年後見委員会 委員)
主 催 高齢社会NGO連携協議会
お問い合わせ (財)シニアルネサンス財団 TEL 03―3230―1771
7.<訃報> 元理事・菅野正純氏ご逝去
当学会元理事・設立準備委員であった菅野正純氏(日本労働者協同組合連合会・前理事長)が去る1月11日にご逝去されました。菅野様は、昨年2月脳出血で倒れられ入院加療中でしたが、薬石の効無くお茶の水順天堂医院にて逝去されました。謹んでお悔やみ申し上げますとともにご冥福をお祈り申し上げます。
8.シニア社会学会の「個人情報保護ポリシー」について
シニア社会学会は個人のプライバシー情報を大切に考えております。
このたび、シニア社会学会では会員の皆様の個人情報の取り扱いについての指針(ポリシー)を取りまとめ、理事会で承認を得ましたのでお知らせいたします。本学会は、収集した個人情報を学会事業の遂行と目的達成のため、また利用動向を分析して会員サービスに反映するためにのみ利用します。意図するところは、会則で定めた事業や目的に沿ったサービスを提供するためにご登録いただく皆様の個人情報の範囲と収集(登録)や利用についてのガイドラインです。
詳しくはホームページに掲載いたしますのでそちらをご参照ください。
(事務局長・都築)
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