シニア社会塾

会員の学習と交流の場として、2001年9月からスタートしました。これからの望ましい シニア社会のあり方を参加者全員で考え議論する、双方向対話型の新しい集いの場です。 前半は講師からの問題提起の話、後半は講師や学会役員などを囲んで全体の意見交換会 に発展させる狙いで、開催時期は当面フリーとし、タイムリーなテーマをとらえて随時 企画して行く方針です。

2003年~2006年の活動報告はこちらです。

2007年度連続講座の展開

「人生80年時代」の到来を謳ったのが1984年度の「厚生白書」。それから20年余、いまや、「人生100年時代」も夢ではなくなりました。当然、私たちのライフサイクルにも大きな変化が起こってきます。現役時代に匹敵する長さのリタイア後の人生をどう過ごすのか。自分自身や伴侶の身体機能の衰えをはじめ、さまざまな変化や出来事も身の回りに生じます。加えて、私たちをとりまく生活環境の変化のスピードも、一昔前とは比較になりません。こうしたさまざまな環境変化に対応していくためにもその変化をきちんととらえ、自分の生活の中にビルトインしてゆく努力が欠かせません。万事、人まかせの安閑とした老後は昔語りなのです。時代の変化を視野に、自分の生活は自分で設計し、創り上げていく努力が求められています。今回から(財)早稲田奉仕園との共催で「人生100年シリーズ」(トーク&コンサート)全8回をスタートします。新しい試みとして、
「トーク&コンサート」形式
1回の「稲門グリークラブ・シニア会」による合唱をはじめ、楽器演奏・合唱・踊りなどの肩の凝らないミニコンサート付きです。
会場も、早稲田大学文学部近くの早稲田奉仕園・リバティホールとなります。

さあご一緒に、これからの人生を考えていきませんか。

主催:シニア社会学会・(財)早稲田奉仕園
後援:(株)タムラプランニング&オペレーティング

連続講座「人生100年時代をどう生きるか」(トーク&コンサート)            074月~12月日程(全8回)

開催日時はいずれも第2金曜日・15:0017:00 
会場は(財)早稲田奉仕園・リバティホール(略図は下記参照)

 

講  師(敬称略)

演  題

コンサート

4/13

対談・轡田隆史(TV朝日コメンテーター・元朝日新聞論説委員)VS加藤仁(ノンフィクション作家)

対談『人生100年時代をどう生きるか』

早稲田大学「稲門グリークラブ・シニア会」

5/11

濱口晴彦
(創造学園大学教授・早稲田大学名誉教授)

“人と人とのつながり”の積み重ねこそが、心豊かな社会をつくる 
~人はパンのみにて生くるにあらず~ 

進士(旧姓:橋本)祐子氏によるピアノ演奏

6/8

尾澤 達也
(資生堂顧問・日本化粧品技術者会名誉会長)

美しくそして幸せに生きるヒント:若さを保つ10カ条
~あなたのサクセスフルエイジングのために~

シニアハーモニカ奏者・鳴瀬速夫氏によるバッハ・モーツアルトの演奏

7/13

坂巻 煕
(社会福祉法人潤澤会理事長・元毎日新聞論説委員)

いくつになっても活き活きとした自分の人生を全うする
~自立したシニア像を求めて~

マーガレットアンサンブル(バイオリン・ピアノ・ビオラ・チェロ)の演奏

9/14

坂田 壽衛
(日本大学大学院教授・社会保険横浜中央病院名誉院長)

“不老長寿”の“不老”とは、つねに心身ともに健康であること
~高齢者が健康を保つ秘訣~

白鳥 俊氏(国立音楽大卒)によるピアノ演奏「クラッシクの名曲および懐かしい歌曲」ほか

10/12

川村 匡由
(武蔵野大学教授)

ボランティア活動で社会参加を目指そう 
~他人のために働くことではじめて心身ともに健全な生活が成り立つ~

デイヴィッド・ファーマー氏のアコーデオン演奏

11/9

袖井孝子
(お茶の水女子大学名誉教授・当学会会長)

“お金は大事だよ”―気になる年金問題のゆくえ―
~賃金上昇の低迷・非正規雇用者の増加はどう響く~

島村 奈都海さんのシャンソンを聴く

12/14

田村 明孝
(タムラプランニング&オペレーティング代表)

「終の棲家」を考えよう
~高齢期の住まい方
~高齢者住宅の種類と選択のポイント~

ピアノ伴奏による独唱
鈴木彩さん(ソプラノ)
鈴木千帆さん(ピアノ)



会場:(財)早稲田奉仕園 リバティホール
169-0051東京都新宿区西早稲田2丁目31.  電話番号: 03-3205-5411




    ▼JR高田馬場駅より早大正門行きバス西早稲田下車2分
    ▼地下鉄東西線・早稲田駅下車 2・3B出口より5分




 連続講座「人生100年時代をどう生きるか」
 第6回(トーク&コンサート)


「人生100年シリーズ」(トーク&コンサート)も後半の第6弾です。さあご一緒に、これからの人生を考えていきませんか。多数のみなさまのご参加をお待ちいたしております。

ボランティア活動で社会参加を目指そう

~他人のために働くことではじめて心身ともに健全な生活が成り立つ~

             川村 匡由(武蔵野大学教授)

わが国では「官民」の区別と「公私」の区別が、同じものとしてとらえられている。したがって「官」の縮小が「公」の縮小に直接につながってしまう。近年の格差社会の招来は、まさにその結果にほかならない。もはやこれ以上の「官」の拡大は望めないとすれば、これからは「官」を縮小させつつ、「公」を縮小させない仕組み、すなわち、「民」が「公」を担う仕組みをどのように構築するかが喫緊の課題である。これこそが、ボランティア活動にほかならない。日本と並ぶ格差社会のアメリカは、この「公」=パブリックの分野が膨大に大きいことを忘れてはならない。これからは、自分たちの生活は、自分たちで守る時代なのである。
        *                                                         
     デイヴィッド・ファーマー氏のアコーディオン演奏

1.日時 2007年10月12日(金)午後3時~5時(開場:230分)
2.会場 (財)早稲田奉仕園 リバティホール

  169-0051東京都新宿区西早稲田2丁目31. 電話番号: 03-3205-5411.
    地図はこちら☛ http://www.hoshien.or.jp
3.定員  80名
4.参費  会員 1000円  一般 1200円
5.主催  シニア社会学会・(財)早稲田奉仕園
6.後援 (株)タムラプランニング&オペレーティング
7.申し込み  参加ご希望の方は、FAXまたはE-mailでお申し込みください。     シニア社会学会・事務局 電話&FAX03-5778-4728
     (オープン:月・水・金)  
E-mailjaas@circus.ocn.ne.jp
   会員以外の方のご参加も歓迎いたします。


連続講座「人生100年時代をどう生きるか」 
第5回(トーク&コンサート)

“不老長寿”の“不老”とは、つねに心身ともに健康であること   ~高齢者が健康を保つ秘訣~ 

坂田 壽衛(日本大学大学院教授・社会保険横浜中央病院名誉教授)


産婦人科の権威である坂田先生から高齢社会をエイジング社会ととらえる医学的見地から高齢者の健康についての提言をいただきます。高齢者の健康については性差に有意な差があるとの興味ある指摘をされており、臨床経験を基にした展開はわかりやすく説得力があります。誕生から成長の各段階に見られる心身の発達や影響要因、さらに環境要因としての家族の関わりなど世代の役割についても有意義な示唆がいただけるものと思われます。
                                                           
白鳥 俊氏(国立音楽大卒。元有料老人ホームのアクティビティ担当)によるクラシック、ジャズなど懐かしい名曲のピアノ演奏

1.日時 2007年9月14日(金)午後3時~5時
2.会場 (財)早稲田奉仕園 
リバティホール
  169-0051東京都新宿区西早稲田2丁目31. 電話番号: 03-3205-5411.


連続講座「人生100年時代をどう生きるか」
第4回
(トーク&コンサート)


 いくつになっても、生きいきとした自分の人生をまっとうする
  ~自立したシニア像を求めて~

  坂巻 煕(社会福祉法人潤澤会理事長・元毎日新聞論説委員)


1.定年延長ハンターイ。2.老兵は死なず。3.豊かな社会の光と影と。4.構造疲労の社会システム。5.人生90年時代に備えて。6.高齢者の概念の見直し。7.“自立”した老いを迎えるために。8.“自立”って何だろう。9.男と女の“老いの覚悟”。10. 惚けない秘訣教えます。11. 高齢者で世直しをしよう。
      *           *
マーガレットアンサンブル(バイオリン・ピアノ・ビオラ・チェロ)の演奏

1.日時 2007年7月13日(金)午後3時~5時
2.会場 (財)早稲田奉仕園 リバティホール


連続講座「人生100年時代をどう生きるか」 
第3回(トーク&コンサート)

美しくそして幸せに生きるヒントー若さを保つ10ヵ条
     ~あなたのサクセスフルエイジングのために~ 

  尾澤 達也氏(株)資生堂顧問・日本化粧品技術者会名誉会長


幸せとは一体どういうことか。衣・食・住にこと足り、満足すればいいのだろうか。
環境とは何か。私たちは、環境の影響を五感で受けている。五感の情報は、脳に伝えられて、こころの変化に影響を与える。こころとからだは、皮膚でつながっている。化粧品のことを英語では、コスメチックという。宇宙の秩序は、コスモス。皮膚は、自分と他人、さらには、自分と自分の外の外部環境を分けている壁なのだ。そして、こころと命を包むふくろでもある。化粧品の効用から、サクセスフルエイジングを考える。
      
シニアハーモニカ奏者:鳴瀬 速夫(世界コンテスト入賞・日本ハーモニカ連盟審査員)によるバッハ・モーツアルトの演奏

1.日時  2007年6月8日(金) 午後3時~5時(開場230分)
2.会場  (財)早稲田奉仕園 リバティホール


連続講座「人生100年時代をどう生きるか」 
第2回(トーク&コンサート)

  “人と人とのつながり”の積み重ねこそが、心豊かな社会をつくる
        ~人はパンのみにて生くるにあらず~

    濱口 晴彦(創造学園大学教授・早稲田大学名誉教授)

クラーク博士が1877年離日に際し、Boys, be  ambitious といったのは有名な故事である。少年よ、大志を抱けと訳されている。少年よ、心豊かにかがやいて生きようという意味である。以来、人々はさまざまの課題を抱えながら、心豊かに生きられる社会を求めつづけてきた。では何をどうすれば「心豊かに生きられる社会」への道筋をつけることができるのだろうか。要点は「個人の中の社会、社会の中の個人」をどう考えるかだ。この「 」の内容をめぐるキーワードは「自ら」「やさしさ」「地域社会」である
        *             *
進士(旧姓:橋本)祐子氏によるピアノ演奏(ご自身の作品・および即興演奏)

1.日時 2007年5月11日(金)午後3時~午後5時
2.会場 (財)早稲田奉仕園 リバティホール


連続講座「人生100年時代をどう生きるか」 
第1回(トーク&コンサート)

「人生80年時代」の到来を謳ったのが1984年度の「厚生白書」。それから20年余、いまや、「人生100年時代」も夢ではなくなりました。当然、私たちのライフサイクルにも大きな変化が起こってきます。現役時代に匹敵する長さのリタイア後の人生をどう過ごすのか。自分自身や伴侶の身体機能の衰えをはじめ、さまざまな変化や出来事も身の回りに生じます。加えて、私たちをとりまく生活環境の変化のスピードも、一昔前とは比較になりません。こうしたさまざまな環境変化に対応していくためにもその変化をきちんととらえ、自分の生活の中にビルトインして行く努力が欠かせません。万事、人まかせの安閑とした老後は昔語りなのです。時代の変化を視野に、自分の生活は自分で設計し、創り上げていく努力が求められています。今回から、「人生100年シリーズ」(トーク&コンサート)全8回がスタートします。さあご一緒に、これからの人生を考えていきませんか。

豪華対談―人生100年時代をどう生きるか

 轡田 隆史(テレビ朝日コメンテーター・元朝日新聞論説委員)         VS        
 加藤 仁(ノンフィクション作家)


 コーディネーター 都築 賢二(シニア社会学会事務局長)

                   *          *
コンサート:早稲田大学「稲門グリークラブ・シニア会」20名による合唱

1.日時 2007年4月13日(金) 午後3時~午後5時
2.会場 (財)早稲田奉仕園 リバティホール