2004年最初のNewsです。今年も学会へのご支援をよろしくお願い申し上げます。
お風邪などにお気をつけてご自愛下さい。   (事務局一同)
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JAAS News第43号をお届けします。 
                                       シニア社会学会・事務局:2004.1.14.

1.第12回シニア社会塾のご案内

<徹底討論> 自衛隊のイラク派遣を考える
  〜〜戦争体験者は自衛隊派遣をどのように思うのか。次代を担う若者は今日の事態を どのように考えているのだろうか。〜〜


 イラクは米英両国による占領下で、今なお戦争状態が続いている。11月29日には、ついに日本人の犠牲者が出た。そうした中で、日本政府はイラクの復興支援、人道支援を大義名分にして自衛隊の派遣方針を決定し実行しようとしている。国民世論も参否両論あるなか、憲法9条の制約から、事実上の戦争状態の中に自衛隊を派遣することができるのか、という大きな問題も改めて浮上してきている。第二次世界大戦という大きな犠牲の上にできた、平和憲法体制下の日本がこれからどのように国際貢献の役割を果たしていくのか、ということが改めて問われる事態でもある。戦争の悲惨さを体験した方々が、イラクへの自衛隊派遣をどのように考えているのか。次世代を担う若者は戦争地域への自衛隊派遣という事態をどのように考えているのか。イラクへの自衛隊派遣をテーマに平和の問題について徹底討論を行います。
□ 日 時  2004年2月14日(土)午後2時〜5時
□ 会 場  みなとNPOハウス 4階会議室 
 (港区三河台中学校の廃校を利用した今話題 のNPОの集合体で30近い団体が入っている)
    港区六本木4-7-14 地下鉄 大江戸線・日比谷線 六本木駅6番出口 俳優座裏
□ 問題提起   宇都木法男氏(シニア社会学会理事・運営委員、NPO事業サポートセンター専務理事)/(司会・進行)          
□ 代表討論者 公募により決定するシニア代表・若者代表若干名 ほかに会場の参加者の意見・討論 
□ 定  員  50名    □ 参 加 費    一般 1000円 学生 500円
□ 申し込み  参加希望の方はFaxまたはE-mailでシニア社会学会・事務局へお申し込みください。     Fax:03-5778-4728   E-mail:jaas@circus.ocn.ne.jp
□ 発言者の募集方法 
 代表討論者に応募される方は、住所・氏名・年齢・連絡先を明記のうえ、このテーマに対する考えを400字以内にまとめ、添付してシニア社会学会事務局にお申し出ください。締め切りは、2月5日(木)必着とします。参加して頂く方には、当方で選考のうえ、ご連絡致します。
             (担当:大島)

2.研究会活動等報告とお知らせ
□第12回「望ましいシニア像」研究会の開催報告
12月19日(金)早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で、23名が参加して開催されました。今回は待望の研究会報告書が完成したことに伴い、意見交換会(合評会)が行なわれました。参加者全員から一言づつ所見が述べられましたが、大方の意見として当報告書の完成度の高さが評価されるとともに、研究会の第2ステップへの期待が膨らむ積極的な発言がありました。発言が一巡した後の濱口座長の総括で、「シニアとは誰のことか。シニアとは何であるか。」という問いかけが参加者の一番の関心事であり、この研究方法についての提言が次回研究会で座長から行なわれることになリました。なお加えて、座長からの提案として、会員の皆さんには報告書をもう1冊(500円)買い求めていただいて、各人の地元の図書館に寄贈して欲しい旨要望がありました。
 次回の第13回「望ましいシニア像」研究会は、来る1月23日(金)17時から早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で開催されます。テーマは濱口座長からの「研究会第2ステップの考え方と進め方の具体的提言」であります。ご期待ください。なお、報告書を読まれて、当テーマに関心を持たれた方は、是非当研究会に参加くださいますようご案内致します。当日会場に直接お越しください。     (島村・記)

□次世代育成支援研究会報告
第11回例会 日時:12月11日(木)、会場:生命保険文化センター 参加者:14名
初回に今後の進め方として「シニア世代はいかにして次世代を支援し連帯できるか」をテーマに7つのキーワードを皆で確認しました。そして、毎回各方面から講師を招き話を聴き、意見交換がなされたものを纏め、シニア社会学会として然るべき場所に対して「提言・要望書」を提出する事も確認されました。
前回(第10回11/13)までの意見交換・検討をもとに、沖藤座長自ら提言書のドラフトを作成。事前に研究会メンバーに配布、それをもとに詳細にわたり、文章表現の確認、加筆の必要箇所など検討がおこなわれました。今後は文章をまとめる作業に入るため、起草委員会(沖藤座長、望月、榊原、田口の4名)でまとめ、12月20日のシニア社会塾で木村会長にチェックを依頼するとともに、その後、最終案「『次世代育成支援』に関する要望と提言」を完成させる方向で作業を進め、運営委員会・理事会の承認を得て3月中に内閣総理大臣宛提出する予定です。次回例会は2月12日(木)を予定します。ここで、内容確認、提出方法の打ち合わせをおこないます。          (武者・記)

□多様な働きの場創出研究会報告
12月19日開催され、9名参加。山極完治・東邦学園大学教授より「より深みのあるコミュニティ・ビジネスの概念とは」について報告がなされ意見交換を行った。
次回は2月5日(木)18時から 於:東京労働会館(南大塚)

□第11回シニア社会塾「孫から、日本を変える〜2030年の日本」タウンミーティング開催報告
開催日時:2003年12月20日(土)13:30〜16:30 3時間 会場:女性と仕事の未来館
参加者:総数 73名 今回は初めて参加の方が多く、男性は60〜70代、女性は20代〜60代と各世代からの意見が多かった。
木村尚三郎会長の基調講演は、技術文明が極まった今後は空間感覚が大切であり、子供は社会全体で育てる公の存在であるというお話で、第二部のタウンミーティングでは、吉岡・厚労省少子化対策室長からは、詳細な資料に基づいた次世代育成支援の施策の説明があり、袖井・お茶の水女子大教授は、パート勤務が圧倒的に多い女性勤労者のなかでフルタイム勤務の女性にしか育児休暇は与えられていない現状を指摘され、読売新聞解説部の榊原氏は、女性の生き方が大きく変化している現在、介護の社会化と同様に社会的・総合的な子育て支援への取り組みが必要であると主張された。その後会場からも活発な意見が述べられ、時間の経つのを忘れさせる活況であった。       (大島・記)

3.シニア・ニュース
(1)早稲田大学・濱口晴彦教授(当学会理事・運営委員長)の最終講義
 本年3月に定年を迎えられる早稲田大学・人間科学部・濱口晴彦教授の最終講義が早稲田大学の「土曜講座」との合同企画として下記により行われます。
□日時:1月17日(土)午後2時〜4時  □場所:早稲田大学・大隈小講堂
□講義テーマ:「定年のライフスタイル」   ※終了後、小宴を予定しています。

(2)お茶の水女子大学・袖井孝子教授(当学会副会長)の最終講義
 本年3月に定年退官されるお茶の水女子大学・生活科学部・袖井孝子教授の最終講義が下記により行われます。
□日時:2月27日(金)午後3時〜  □場所:お茶の水女子大学・2号館・201号教室

(3)高連協情報交流会(AARP・Jim Parkel会長との対話)「AARPの目指すもの」
□日時:1月21日(水)17:00〜18:30

□場所:博報堂3階第5プレゼンテーションルーム(港区芝浦3丁目4−1グランパークタワー、
JR田町駅から徒歩6分、都営地下鉄三田駅から8分)
※1.高連協:高齢社会NGO連携協議会
※2.AARP:American Association of Retired Persons  旧称:全米退職者協会

(4)「知って安心、年金制度、成年後見制度のセミナー」開催
(主催:NPO法人 東京シルバーケア研究会 代表 税理士 永井久美子氏:当学会会員)
□日時:1月18日(日)午後2時〜5時 
□場所:佃区民館 1号室(地下鉄有楽町線・大江戸線 月島 駅下車4番出口すぐ)
内容 T部「成年後見制度入門」税理士 伊藤佳江(日本成年後見法学会 監事)
   U部「年金相談の実態と年金改革」社労士 東海林正昭(商工会議所年金教育センター登録講師)
   V部 無料相談会 年金、成年後見制度、NPO法人、財産管理等について
□資料代:500円 定員:先着60名 後援 中央区、中央区社会福祉協議会
□申込み:参加者名等をご記入の上Fax:03-3538-7597またはメール:
nagaikai@apricot.ocn.ne.jpへお申し込み下さい。

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シニア社会学会事務局  e-mail:jaas@circus.ocn.ne.jp   URLhttp://www.jaas.jp/
(月・水・金オープン)   電話 & FAX:(03)5778-4728
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