| JAAS News第109号をお届けします  シニア社会学会事務局 2008年9月24日
 
 
  |               < もくじ >      ページ1.連続講座「わが著書を語る」第1回のご案内       1
 2.研究会報告                      1
 3.団体会員紹介                    2
 4.シニアニュース                   2
 |  1.シニア社会学会連続講座「わが著書を語る」第1回のご案内
 各界の著名な著者たちが、自分の著作物について、その思いを伝えます。場所は、東京・銀座・資生堂の9階、「資生堂ホール」です。ぜひ、資生堂特製ケーキとアフタヌーンティーを楽しみながら、リラックスした、土曜の午後をお楽しみください。
 女の活路 男の末路――老いの時代を生き抜くチカラ中央法規出版、2008年、定価(本体1,200円+税)
 袖井 孝子 (シニア社会学会会長・お茶の水女子大学名誉教授) 老いのとらえ方は、人さまざまです。とりわけ女性と男性では、老いの自覚や老いへの対処の仕方が違っています。容色の衰えを気にするのは、どちらかと言えば女性に多く、仕事を失うことでがっくり気落ちするのは男性です。現在の日本では、年を重ねるにつれて、女性はより積極的外向的になるのに対して、男性はより消極的内向的になるように見受けられます。この本は、老いに見る男女の相違がどこから生じてくるのかを明らかにし、男女が協力し合って幸せな人生のセカンドステージを送るための方策をさぐることが狙いです。タイトルは男性に対してやや厳しいように見えますが、決して一方的に男性を非難し糾弾することがこの本の狙いではありません。老若男女共同参画社会の実現というシニア社会学会の目的を達成するために、この本がいくらかなりともお役に立てることを願っております。
 (1)日 時  2008年10月11日(土)午後2時〜午後4時
 (2)会 場  資生堂ホール(銀座8丁目資生堂ビル9階)東京都中央区銀座8−8−3
 (3)定 員  50名(満員次第締切)
 (4)参加費  シニア社会学会会員 2500円(全6回前払いの場合、12,000円)
 非会員 3000円(全6回前払いの場合、14,000円)
 (ただし、コーヒー・紅茶、資生堂特製ケーキ付き)
 (5)申込み   参加ご希望の方は、FAX又はE-mailで当学会事務局迄お申込みください。         会員以外の方のご参加も歓迎いたします。
 
 2.研究会報告
 ◆濱口研究会第5講のご案内
 濱口研究会の第4講は、9月19日(金)に20名が参加して開催されました。濱口座長の著書「生きがいさがし」の第V編豊かさについて(p.116〜169)のレジュメによる講義でした。
 第5講は、下記の通り開催いたします。お問い合わせは、事務局・島村まで。
 1)日 時 10月17日(金) 17時30分〜19時30分
 2)会 場 早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室
 3)テーマ 濱口座長の著者「生きがいさがし」のレジュメによる講義と語り合い(第5講)
 なお、レジュメは当日配布(200円)されます。多数の方の参加をお待ちしています。
 
 ◆雇用における年齢差別研究会(10月度研究会開催のご連絡)1)日 時:2008年10月20日(月)18:30〜20:30
 2)会 場:慶應義塾大学三田校舎研究室棟4階446会議室(共同研究室A)
 3)テーマ:第2回「団塊世代を中心としたコミュニティー・ビジネスのあり方と課題」
 4)講 師:堀池喜一郎氏(NPO法人シニアSOHO普及サロン・三鷹・顧問、当学会理事)
 5)参加申込期日:2008年10月15日(水)多数の方の参加をお待ちしています。
 (黒澤)
 
 3.団体会員紹介 <(財)ダイヤ高齢社会研究財団 >
 JAAS Newsを親しみやすいものとするための試みとして、今回から当学会の団体会員をご紹介するコーナーを設けました。紙面の分量や編集・取材の都合との関係で毎号連続とならないかもしれませんが、ご期待下さい。
 まず初回は、今年4月に入会された(財)ダイヤ高齢社会研究財団を訪問取材しました。
 高齢社会における「健康」「経済」「生きがい」等の諸問題について、実践活動を基礎とした調査・研究と啓発、活動成果の普及や民間の立場から問題解決の提言を行うことにより社会貢献することを目指して15年前に設立された三菱グループの財団です。
 特に高齢者の「いきがい
  」を研究領域の大きな柱に据えていることが注目される。その一つが「ダイヤ・アクティブエイジング・アソシエイション」(DAA)で、賛助会員会社の退職高齢者の地域社会参加活動、ボランティア活動、生涯学習活動、趣味・スポーツ等による交流活動を支援し、七つの地域活動グループ(約280名)とダイヤネット囲碁会などの広域活動グループがあります。また、ダイヤ財団が独自に開発したシニアによるシニアの健康維持のためのエアロビック“ダイヤビック”の普及活動、インストラクタ100名を養成し全国各地で約9000名の参加を得ている特色ある活動を展開しています。(右:小松常務理事 左:澤岡主任研究員) 
 一方、大いに注目すべきは調査研究活動の中で日本で初めて高齢社会研究に関する学術論文を網羅した社会老年学文献データベース“Dial”(ダイアル)を作成し、Web上で無料公開していることです。URLは  http://www.yume-net.ne.jp/dial/  ですので、ご利用下さい。
 シニア社会学会入会の動機は、本格的な高齢社会を迎え、高齢者がいきいきと活躍できる社会の創造につながる研究・実践活動を目指している財団として、シニア社会学会の設立理念に共感を覚え、学ぶところが多いと感じたということだそうです。
 
 今後、団体会員として、シニア社会学会の発展に微力ながら貢献させていただきたいとの心強いお言葉をいただき、“行動する学会”を目指している当学会として大いなる刺激を受けて帰路につきました。            (都築・記)
 
 4.シニアニュース
 「高連協プロダクティブ・エイジング・セミナー」(高齢者雇用フェスタ2008協賛事業)が「定年後の働き方と生活設計」をテーマに下記の如く開催されます。
 □日時:10月2日(木)10:15〜11:45
 □会場:東京ドームホテル(B1大会議場「天空」)
 文京区後楽1−3−61  TEL03-5805-2111
 □テーマ/講師
 「定年後に働ける会社を創設して」 上田研二 (株)高齢社 社長
 「高齢者協同組合事業の展開」   永戸祐三 日本労働者協同組合連合会センター事業団理事長
 「団塊世代の定年後の生活設計」  岡本憲之 NPO日本シンクタンク・アカデミー理事長
 □主催:高齢社会NGO連携協議会(高連協)  <入場無料>
 
 ●事務局よりJAAS News第108号のお詫びと訂正
 第1ページ「会員による活動事例・研究発表」の感想Aの投稿者「大川佑弘氏」は「大川祐弘(おおかわ すけひろ)氏」の間違いでした。お詫びして訂正いたします。
 
 
  
 
 
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